2011年02月25日

映画 『아이들(子供たち)・・・』

先日夫と映画を観に行った。韓国は映画の料金が非常に安いので、気軽に観られる。一般料金は大人8,000w、早朝(初回)割引きは5,000w。日本の映画料金の3分の1ほどの値段。これでも充分安いが、値上げ前はそれぞれ7,000w、4,000wとさらに安かった。

この日観たのは、2月17日に封切られた이규만(イ・ギュマン)監督の 『아이들(子供たち)・・・』。公開初日に観客12万人を動員して興行収益1位をおさめ、公開4日目で60万人を突破したそうだ。ちなみに同じ日に封切られたヒョンビン主演の 『만추(晩秋)』 は、それを追う形で2位だそう。

映画 『아이들(子供たち)・・・』

『아이들(子供たち)・・・』 は、1991年3月26日に大韓民国大邱広域市達西区に住んでいた5人の小学生が失踪した、実話をもとに作られた映画。

事件直後から警察や軍を動員して捜索活動が行われたが、2002年に白骨死体(4体)として発見されるまで、全く捜査の糸口が掴めなかった事件であった。「カエルを捕まえに行く」 という最後の言葉が脚光を浴びたことから、失踪小学生は通称 「カエル少年(개구리 소년)」 と呼ばれている。

検死の結果、道に迷っての遭難や転落などの事故ではなく、何者かによる他殺であることが判明した。しかし、犯人が誰であるかは不明のまま、2006年3月25日に時効が成立した。また、残る少年1名の行方も分かっていない。

以上が実際の事件のあらましだ。映画では犯人と思しき若い男性も描き出しており、どこまでが実話でどこからが脚色なのかは分からないが、なかなか見ごたえのある映画だった。132分と2時間を超えるものだったが、ストーリーにひきつけられてあっという間の132分だった。


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この記事へのコメント
こんにちは。この映画、見たかったんですよ。面白いんですね。
雰囲気は、「殺人の追憶」みたいな感じですか?
先日、釜山で入院している友人へのお見舞いの件でお聞きしていたんですが、(ありがとうございました) 配達してくれる店がわからず、結局、2週間前の連休に釜山へ行き、直接会って来ました。
その時に、平壌城という映画を見たんですが、こちらも面白かったです。映画館で子供達の予告を見たので、この映画には興味がありました~。
公開中には行けそうもないので、日本でDVDでも見られる時になったら、即見ようと思います。
ヒョンビンのマンチュは、去年の映画祭で見ましたが、こちらもなかなか良い作品だったです。
当たり外れもありますが、何故か韓国映画の当たりの映画は、日本の映画より号泣して、感情移入しちゃいます。それで、ハマってしまうんですよね~。(笑)
Posted by プサピー at 2011年02月26日 10:35
プサピー さま
こんにちは。私は「殺人の追憶」は観ていないので比較することはできませんが、面白かったですよ。
実話を基にした映画とのことですが、どこまでが本当の話でどこからが演出なのか分からないぐらいリアルで、ひきこまれました。
実際には、結局4人が遺骨で見つかり、1人はまだ行方不明のままとのことで、ご家族は本当に心をいためられていると思います・・・。

韓国映画が「当たり外れがある」というのは、まさにそうですよね。
韓国では空前の大ヒット作といわれるものでも、観てみると「そうかな・・・」と思うものもあったり。感性の違いでしょうかね。
DVDが出たら是非観てみてくださいね~!
Posted by dilbelaudilbelau at 2011年02月26日 14:29
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