2010年10月16日

マッコルリのお下がり

つづき

マッコルリのお下がり

マッコルリのお下がり

舞が終わると、テント下の椅子最前列に座っていた来賓・関係者たちが、壇上に上がって龍の像に向かって順番に절(ジョル)を行う。日本で神社仏閣でお参りするときのようなものだ。先ほどまで舞を舞っていた女性は、頭につけていた大きな冠や黒いたすきのようなものを外し、お参りのお手伝いをしていた。

まず立った状態(▼)から、

マッコルリのお下がり

土下座をするように、額が地面につくように深くお辞儀をする(▼)。

マッコルリのお下がり

これを3回繰り返したりと、その場によって절の丁寧度もいろいろあるようだ。こちらは3人を代表して写真右側の男性が、祝詞のようなものを読み上げているところ(▼)。普通に読むのではなく、独特の節回しをつけて読んでいた。

マッコルリのお下がり

それが終わると、同じ男性が代表してお酒(マッコルリ)をお供えしていた(▼)。

マッコルリのお下がり

続いて、他の来賓・関係者が数人ずつ壇上に上がり、同様の手順でお参りしていた。全てのお参りが終わると、お供えしたマッコルリを少しずつ参席者に振舞いますと女性が説明しているところ(▼)。手にしている木製の器の中にはお供えのマッコルリが。

マッコルリのお下がり

木製の器に入ったマッコルリだけを回していると時間がかかるので、紙コップにマッコルリを注いで回っていた(▼)。参席者全員ではなく、最前列に座っていた方たちのみ。

マッコルリのお下がり

最後に、儀式に関わった人たちが並んで挨拶。この後、引き続き夕方からはチャガルチ市場付近で、人間が食べるために捕獲している魚たちのための慰霊祭が行われますとのこと。また、龍神祭でお供えしていた果物などは、あとで皆さんにお分けしますと言っていた。日本の、仏壇の ”お下がり” をいただくのと似た感覚だろうか。

マッコルリのお下がり



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