2010年10月12日
韓国語作文大会
去る10月9日は韓国では 「(ハングルの日)」。(北朝鮮では1月15日)
世宗(세종=セジョン)大王が、今から564年前の1446年の旧暦9月、新たに作成した文字を導入する文書である 『訓民正音』 の公布を宣言した(当初、新しく制定された文字はこの布告文書の名前 「訓民正音」 で呼ばれ、20世紀になってハングルと呼ばれるようになったそうだ)。
このことを記念して、1970年にこの日は公休日となったのだが、20年後の1990年に平日の数を増やそうとする韓国財閥(韓国コングロマリット)の圧力によって、公休日ではなくなった。
この日には毎年、ハングルの日を記念して各所で 「백일장 대회(ハングルの作文大会)」 などいろいろな行事が開かれる。
「백일장(白日場)」 とは、李朝時代に学業奨励のため、地方で行わせた詩文の競作のことで、それを現代では詩文や散文のいわば公開作文大会のような行事のことを指すようになった。
さて私も、釜山国際交流財団と釜山外国語大学共催の 「第3回외국인 한글 백일장 대회(外国人ハングル作文大会)」 に参加した。当日発表される2つの主題のうち好きな方を選び、申込時に選択した 「散文」 か 「韻文」 のどちらかの分野で、決められた時間(70分)内で韓国語で文章を書くというもの。

書くにあたって他人の力を借りることはもちろん禁止されているが、辞書は自由に使ってよい。スピーチ大会に比べて事前の準備が必要でなく(準備する人はするだろうが)、特に緊張するわけでもなく、気楽に参加できるのが魅力だ。
さらに、大会当日には参加者全員に無料でお弁当が配られ、参加者が提出した作文を審査員が審査している間には、舞台公演を楽しむこともでき、また国内航空券や高級ホテル宿泊券など豪華景品が当たるかもしれない抽選会もある。
どちらかというと韓国語を ”聞く” ・ ”話す” よりも、”読む” ・ ”書く” の方が苦手な私には、こういう場は楽しみながら韓国語の勉強にもなるのでいい機会なのだ。
さて、今回で3回目の作文大会、年々参加者は増えているようで、今年は206人の応募があったそうだ。そのうちの大半は韓国の大学で学んでいる留学生で、他に会社員や私のような主婦がちらほら。
今回は釜山外大や釜慶大、釜山大など11の大学からの応募があったそうで、各大学ごとに留学生たちを引率する先生方の姿も。その中には、私が以前通っていた学校で習っていた先生もいらっしゃった。お元気そうな先生に思いがけずお会いすることができて、とても嬉しかった。
国別で見ると、一番参加者が多いのはダントツで中国。他にもロシア・インドネシア・ベトナム・モンゴル・ウズベキスタンなどなど、合計15カ国からの参加があったそうだ。日本人の参加は8人。
会場は、昨年は釜山外国語大学だったが、今年は釜山文化会館の国際会議場。まず受付で筆記具と作文を書く用紙、抽選券を受け取り自由に着席。
時間が来ると、共同主催である釜山国際交流財団と釜山外国語大学、それぞれの方から挨拶のお言葉。

続いて審査員の紹介や審査基準の説明があり、いよいよ作文の主題発表。今年は 「가을(秋)」 か 「김치(キムチ)」 の2つ。どちらか好きな方を選んで、散文または韻文のどちらか、自分が申請した方のスタイルで書く。制限時間は70分。

日本語でも詩など書いたこともないし書けるとも思えない。私はもちろん散文で申請していた。主題はどちらにしようかしばし考え、「秋」 で。
韓国では 「봄 도다리(春のメイタガレイ)」 と並んで、この時期特においしいとされる 「가을 전어(秋のコノシロ)」 を先日初めていただいたのだが、そのことと関連付けた内容を。
書き終わった作文を提出したら、お楽しみのお弁当タイム。
つづく
世宗(세종=セジョン)大王が、今から564年前の1446年の旧暦9月、新たに作成した文字を導入する文書である 『訓民正音』 の公布を宣言した(当初、新しく制定された文字はこの布告文書の名前 「訓民正音」 で呼ばれ、20世紀になってハングルと呼ばれるようになったそうだ)。
このことを記念して、1970年にこの日は公休日となったのだが、20年後の1990年に平日の数を増やそうとする韓国財閥(韓国コングロマリット)の圧力によって、公休日ではなくなった。
この日には毎年、ハングルの日を記念して各所で 「백일장 대회(ハングルの作文大会)」 などいろいろな行事が開かれる。
「백일장(白日場)」 とは、李朝時代に学業奨励のため、地方で行わせた詩文の競作のことで、それを現代では詩文や散文のいわば公開作文大会のような行事のことを指すようになった。
さて私も、釜山国際交流財団と釜山外国語大学共催の 「第3回외국인 한글 백일장 대회(外国人ハングル作文大会)」 に参加した。当日発表される2つの主題のうち好きな方を選び、申込時に選択した 「散文」 か 「韻文」 のどちらかの分野で、決められた時間(70分)内で韓国語で文章を書くというもの。
書くにあたって他人の力を借りることはもちろん禁止されているが、辞書は自由に使ってよい。スピーチ大会に比べて事前の準備が必要でなく(準備する人はするだろうが)、特に緊張するわけでもなく、気楽に参加できるのが魅力だ。
さらに、大会当日には参加者全員に無料でお弁当が配られ、参加者が提出した作文を審査員が審査している間には、舞台公演を楽しむこともでき、また国内航空券や高級ホテル宿泊券など豪華景品が当たるかもしれない抽選会もある。
どちらかというと韓国語を ”聞く” ・ ”話す” よりも、”読む” ・ ”書く” の方が苦手な私には、こういう場は楽しみながら韓国語の勉強にもなるのでいい機会なのだ。
さて、今回で3回目の作文大会、年々参加者は増えているようで、今年は206人の応募があったそうだ。そのうちの大半は韓国の大学で学んでいる留学生で、他に会社員や私のような主婦がちらほら。
今回は釜山外大や釜慶大、釜山大など11の大学からの応募があったそうで、各大学ごとに留学生たちを引率する先生方の姿も。その中には、私が以前通っていた学校で習っていた先生もいらっしゃった。お元気そうな先生に思いがけずお会いすることができて、とても嬉しかった。
国別で見ると、一番参加者が多いのはダントツで中国。他にもロシア・インドネシア・ベトナム・モンゴル・ウズベキスタンなどなど、合計15カ国からの参加があったそうだ。日本人の参加は8人。
会場は、昨年は釜山外国語大学だったが、今年は釜山文化会館の国際会議場。まず受付で筆記具と作文を書く用紙、抽選券を受け取り自由に着席。
時間が来ると、共同主催である釜山国際交流財団と釜山外国語大学、それぞれの方から挨拶のお言葉。
続いて審査員の紹介や審査基準の説明があり、いよいよ作文の主題発表。今年は 「가을(秋)」 か 「김치(キムチ)」 の2つ。どちらか好きな方を選んで、散文または韻文のどちらか、自分が申請した方のスタイルで書く。制限時間は70分。
日本語でも詩など書いたこともないし書けるとも思えない。私はもちろん散文で申請していた。主題はどちらにしようかしばし考え、「秋」 で。
韓国では 「봄 도다리(春のメイタガレイ)」 と並んで、この時期特においしいとされる 「가을 전어(秋のコノシロ)」 を先日初めていただいたのだが、そのことと関連付けた内容を。
書き終わった作文を提出したら、お楽しみのお弁当タイム。
つづく
Posted by dilbelau at 17:07│Comments(0)
│スピーチ・作文コンテスト