2010年09月22日

スンデクッパ

先日、所用のため夫と中央洞へ。いつものバスに乗って行ったのだが、いやに道路が混んでいた。チュソクのせいだろう。

中央洞に到着し、まずは昼食を食べることに。この日は、日本人ご夫婦が経営されている 「けんちゃんカレー」 へ行ってみようと、家を出る前から話していた。私はずいぶん前に一度だけ入ったことがあるのだが、夫は以前満席プラス行列で入れず、まだ一度も入ってみたことがなかったのだった。

この店は韓国人にも人気で、お昼どきともなるとすぐに行列ができてしまうので、この日は少し早めに家を出るつもりだったのだが、ちょっとしたアクシデントがあり、中央洞でバスを降りたのが12時15分ぐらい。

店の方角へ歩いて行き、角を曲がった私たちの目に入ったのは、店の前で待っている客の長い列だった。

아이고~・・・

店の外に並んでいる人は、ざっと見て10人ほど。しかし韓国人は食べるのが速いので、すぐに空くかもしれないと少し待ってみることにした。しかし、たまに食べ終えた客がポツリ、ポツリと出てはくるものの、このまま待っていてもなかなか順番は来なさそう・・・。

2人ともおなかはペコペコ。仕方なくこの日はあきらめて、他の店に行くことにした。

それにしても、何事も빨리빨리(パッリパッリ=速く速く)の韓国人をして、こんなに長い列に並んでまでも食べたいと思わせる 「けんちゃんカレー」 は、たいしたものだと思う。

「けんちゃんカレー」 をあきらめた私たちは、その付近を適当に歩いて、目にとまったスンデクッパの店に入ってみた。店内はけっこう広く清潔そうな感じだ。5年前にKBSの番組で紹介されたことがあるそうで、そのときのパネルが飾られている。

メニューは、スンデクッパ(5,000w)・テジクッパ(5,000w)・ネジャン(モツ)クッパ(6,000w)などのクッパ類や、サムギョプサル(豚の三枚肉の焼き肉)など。私たちは、店の看板メニューらしき 「따로 순대국밥(タロスンデクッパ)5,000w」 を注文した。

いかにもおいしいエキスが溶け込んでいそうな、白濁したスープ。「따로 (タロ)」 は 「別々に」 という意味の韓国語。一般的に、クッパといえばスープの中にご飯が入った状態で出てくる店もあるが、この店は 「따로 (タロ)」 なので、ご飯とスープが別々に出てくる。好みで、ご飯をスープに入れて食べてもよし、ご飯はご飯、スープはスープで食べてもよし。

スンデクッパ

中には、スンデ4切れほどと豚肉(▼)。地味な色合いが多いスンデだが、この店のスンデはカラフルだ。オレンジ色はニンジン、黄色はモヤシのようだ。クセのない味で食べやすい。

スンデクッパ

スンデクッパ

スープには、好みでアミエビの塩漬け(写真中央▼)や味噌、キムチ、ニラの和え物などを入れ、味を調節していただく。コクがありつつもしつこさのない、おいしいスープだ。

スンデクッパ

スープまで全部いただくと、ペコペコだったおなかもいっぱいに。ご馳走さまでした。

スンデクッパ

서울마장 왕순대
釜山市中区中央洞4街51 ビル102号
(051) 469-6622
営業時間:10~23時



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