2010年05月30日

尉官の官舎 

つづき

美しいバラを眺めながら歩いていると、その塀の向こう側が米軍基地跡だとはピンとこない感じだが、正門に取り付けられた鉄条網を見ると、そこが軍事施設だったということをまざまざと見せ付けられる。

尉官の官舎 

正門を入ってすぐのところ(▼)。敷地内には、韓国独特の高層アパートなどの高い建物がないため、空が広く見える。

尉官の官舎 

2本の道路にはさまれるように建っている小屋は、当時は敷地内に出入りする車を管理していたのだろうか。その小屋の屋根瓦は、少し日本風でもある(▼)。

尉官の官舎 

その近くにあるバス停留所風の小屋の屋根瓦も同じく(▼)。

尉官の官舎 

正門を入ってほどなく、敷地の外のあれだけ激しかった交通の騒音が、ぴたりと聞こえなくなる。実に静かだ。高い建物もないので空が広く、木々の緑が目にまぶしい。

整備されたコースの進路に従って歩いていくと、やがて敷地内の道路にそって建ち並ぶたくさんの官舎が。平屋建ての建物が並んでおり、これらは尉官(大尉・中尉・少尉)級の官舎として使われていたそうだ。

尉官の官舎 

そばに木が植えられている官舎が多く、中にはこんなにのっぽな木も。植えられてどのくらい経つのだろうか。

尉官の官舎 

尉官の官舎 

内部を見学できる官舎もある(▼)。

尉官の官舎 

官舎の中は、非常にシンプルなつくりだが、各部屋エアコンは完備していたようだ(▼)。

尉官の官舎 

官舎のそばの赤いレンガの煙突や、木製の電柱が印象的。

尉官の官舎 

今は雑草が伸び放題になってしまっているが、官舎と官舎の間の白いものは、洗濯物干しとして使われていたのだろう(▼)。

尉官の官舎 

こちらの官舎の内部は、複数人が一緒に暮らしていたのだろうと思われるつくり(▼)。

尉官の官舎 

玄関を入ってすぐのところは大きなスペース(▼)。床のカーペットのシミが、以前ここで誰か(米軍人)が生活していたのだということをうかがわせる。

尉官の官舎 

奥に進むと、キッチンと、

尉官の官舎 

4畳半~6畳程度の小さな部屋が5つ。各部屋に(施錠されていたので確かではないが)トイレらしきドアがついていた(▼)。

尉官の官舎 

つづく


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