2010年03月04日
'10.3.4(木)4本指のピアニスト
先日、マートに買い物に行きレジの順番待ちをしているとき、レジ台のそばに置いてある割引券を見てはっとした。
「彼女だ!」

生まれつき両手に指が2本ずつしかなく、また太ももから下の足がないという이희아(イ・ヒア)さんだ。彼女のことは、以前韓国語の学校に通っていたときに、教材の中に紹介されていて(↓)聞き知っていた。

『1985年生まれのヒアさんは、6歳のときからピアノを習い始めた。スプーンさえ満足に持つことができないほど弱かった指の力を強くするためだった。しかし、4本の指でピアノを弾くことは容易ではなかった。懸命に努力しても、限界の壁にぶつかった。そのとき、ヒアさんに勇気を与えてくれた人がいた。それがすなわち、右手が使えず(事故で損傷)左手だけでピアノを弾く有名なピアニストである、ラウル・ソーサだった。1999年11月、ラウル・ソーサの公演を見に行ったヒアさんは彼の激励に勇気づけられ、毎日10時間ずつ大変な練習を重ねた。そして現在、彼女は他の障害者たちに勇気を与える素晴らしいピアニストとして、精力的に活動している。』
というのが、私が知る、教科書の中のヒアさんだった。
それが、目の前にある割引券は、実際のヒアさんの演奏会のもの。
釜山で演奏会があるとは思ってもみなかったので、是非行ってみたいとは思うのだが、平日の夜、しかも会場が家からはけっこう遠い。
今回は見に行くことは難しそうだが、教科書の中で知ったヒアさんが、実際にこうやって活動しているのだということを知ることができただけでも嬉しかった。白いピアノの前に座り、鮮やかなワイン色のドレスに身を包み明るい笑顔を見せるヒアさん。
割引券の裏面には、ヒアさんからのメッセージが。
『こんにちは。
ピアニスト、イ・ヒアです。
私は1985年7月9日韓国・ソウルで生まれました。
先天性四肢奇形1級の障害があります。
指は両手に2本ずつで、太ももから下の足がありません。
現在、国立韓国再活(リハビリ)福祉大学のマルチメディア学科に在学中です。
さて私のピアノ演奏は、この世界のあらゆるところにいる苦しみを背負った多くの方たちに、慰めと希望を与え、喜びと感謝の心を与えてくださった神様の愛をお伝えするようになりました。
私が倒れて泣いているとき私を起こしてくれて、世界に向かって明るい笑顔でニッコリと笑えるようにしてくれたピアノ!
その美しい愛の旋律を再び、
命の痛みを感じている全ての方たちと友人のみんなにお聞かせします。
皆さん、愛しています。』
最後に直筆のサイン。
「彼女だ!」
生まれつき両手に指が2本ずつしかなく、また太ももから下の足がないという이희아(イ・ヒア)さんだ。彼女のことは、以前韓国語の学校に通っていたときに、教材の中に紹介されていて(↓)聞き知っていた。
『1985年生まれのヒアさんは、6歳のときからピアノを習い始めた。スプーンさえ満足に持つことができないほど弱かった指の力を強くするためだった。しかし、4本の指でピアノを弾くことは容易ではなかった。懸命に努力しても、限界の壁にぶつかった。そのとき、ヒアさんに勇気を与えてくれた人がいた。それがすなわち、右手が使えず(事故で損傷)左手だけでピアノを弾く有名なピアニストである、ラウル・ソーサだった。1999年11月、ラウル・ソーサの公演を見に行ったヒアさんは彼の激励に勇気づけられ、毎日10時間ずつ大変な練習を重ねた。そして現在、彼女は他の障害者たちに勇気を与える素晴らしいピアニストとして、精力的に活動している。』
というのが、私が知る、教科書の中のヒアさんだった。
それが、目の前にある割引券は、実際のヒアさんの演奏会のもの。
釜山で演奏会があるとは思ってもみなかったので、是非行ってみたいとは思うのだが、平日の夜、しかも会場が家からはけっこう遠い。
今回は見に行くことは難しそうだが、教科書の中で知ったヒアさんが、実際にこうやって活動しているのだということを知ることができただけでも嬉しかった。白いピアノの前に座り、鮮やかなワイン色のドレスに身を包み明るい笑顔を見せるヒアさん。
割引券の裏面には、ヒアさんからのメッセージが。
『こんにちは。
ピアニスト、イ・ヒアです。
私は1985年7月9日韓国・ソウルで生まれました。
先天性四肢奇形1級の障害があります。
指は両手に2本ずつで、太ももから下の足がありません。
現在、国立韓国再活(リハビリ)福祉大学のマルチメディア学科に在学中です。
さて私のピアノ演奏は、この世界のあらゆるところにいる苦しみを背負った多くの方たちに、慰めと希望を与え、喜びと感謝の心を与えてくださった神様の愛をお伝えするようになりました。
私が倒れて泣いているとき私を起こしてくれて、世界に向かって明るい笑顔でニッコリと笑えるようにしてくれたピアノ!
その美しい愛の旋律を再び、
命の痛みを感じている全ての方たちと友人のみんなにお聞かせします。
皆さん、愛しています。』
最後に直筆のサイン。
Posted by dilbelau at 22:11│Comments(0)
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