2009年10月24日

'09.10.24(土)もうすぐ運命の日

もうすぐ、韓国中の大学進学を目指す高校3年生にとって、人生における一大行事と言っても過言ではない運命の日がやってくる。

その日は11月12日(木)。

韓国内で一斉に、대학수학능력시험(大学修学能力試験)=略して 「수능」 が行われる日だ。

「수능」 は、国立・公立・私立を問わず4年制大学の志願者全員が受けなければならない試験。高校のカリキュラムにそった学力試験となっており、大学教育に適した能力を受験者が有しているかを測定することを目的としている。

大学は、高校作成の 「総合生活記録符」 と呼ばれる内申書および2次試験と合わせて総合評価するが、この大学修学能力試験が最大の比重を占める。比重は大学、学科、受験方式により異なる。

この 「수능」 は全科目の試験を1日で行い、朝8時から夕方6時ごろまでという頭脳だけでなく体力・集中力も要求される試験だ。

韓国では、この試験の結果次第で受験できる大学が、そして高校卒業後の人生が決まるとも言われており、受験生本人だけでなく、家族はもちろん同じ高校の後輩たちも受験生たちのことを必死で応援する。
「수능」 当日は、試験会場前に高校の後輩たちが並び、試験会場に入っていく先輩たちを励まし見送る。

また日本同様、お守りや験をかついだ品物が売られているのもよく目にする。

「験をかつぐ」 ものの代表選手としては、やはり飴や餅。
飴や餅は、粘りがあって何かにくっつく。
韓国語の ”くっつく”=”붙다” には ”(試験に)合格する” という意味もあるため、試験当日には会場となる高校や中学校の門に、いい点が取れますようにという願いをこめて水飴をくっつける母親の姿もみられるそうだ。

これは、あるお餅屋さんのポスター。

09.10.24(土)もうすぐ運命の日

「志望校合格に向けて、縁起のいい餅を贈り物にどうぞ」 とのこと。

日本もセンター試験の日はことさら寒い日が多いと、言われるのと同じく、韓国でも 「修学能力試験の日は寒い」 というジンクス(通称 「修能寒波」 )があるそうだ。
あと3週間ほどでやってくる、この ”運命の日”。
お天気に恵まれ、受験生たちが日頃の努力の成果を発揮できますように。


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