2009年06月05日

'09.6.5(金)この道20年 韓紙工芸

昨日、光復地下街にある韓紙工芸の店に初めて行ってみた。
韓紙とは文字通り韓国の紙。日本の和紙に当たる。

この韓紙を使った伝統工芸品を販売する店はいくつかあるが、今回訪れたのは 『장원한지』 というお店。

数ヶ月前まで釜山にお住まいだった友人Mさんが、随分前から 「いいお店よ」 と薦めてくれていたし、また先日たまたま新聞記者の甲木さんがこの店のことを取材して書かれた記事を読んだので、これは是非一度行ってみなければ…と。

聞いていた通り、店内には韓紙を使ったありとあらゆる作品が、所狭しと並べられている。小さなものでは小物入れのトレイやコースター、菓子盆、大きなものだと箪笥やお茶を飲むための小さなお膳、ランプシェードなどなど。

09.6.5(金)この道20年 韓紙工芸

全て店主である전수곤(チョン・スゴン)さんの作品。
一つ一つ手間ひまかけて作り上げられたものばかり。

韓紙に絵を書いてコーティング仕上げをしたものや、韓紙を何種類も使って重ねて張り合わせた切り絵細工のようなものなど、その製作工程も多彩。

私が特に目を奪われたのは、実に精密な作業が求められる切り絵タイプの作品。

09.6.5(金)この道20年 韓紙工芸

一見、版画のようにも見えるこの絵柄、全てチョンさんがさまざまな色合いの韓紙を切っては重ねて張り合わせるという、気が遠くなるほど根気のいる作業によって描かれたもの。

09.6.5(金)この道20年 韓紙工芸

この道20年とおっしゃっていたが、職人ワザとはまさにこのようなことを言うのだろう。
かといって、「気難しい職人さん」 という感じは全くなく、むしろ逆にとても雰囲気の柔らかい気さくな方。
私が質問することに、一つ一つ丁寧に答えてくださる。

チョンさんによると、韓紙伝統工芸品はいろいろ売られているが、中には伝統や技術を軽んじて商業主義に走ってしまう店もあるのだとか。伝統を継承し手間ひまかけて丁寧に作るということをせず、商売を目的にいい加減な品物をたくさん作る、そういう人も中にはいて残念だとおっしゃる。

そんなお話を伺っていると、奥さまだろうか 「お茶でもどうですか?」 と。
淹れてくださったお茶を、チョンさんの作品である茶托にのせて出してくださる。

『素敵な茶托で出していただくと、一層おいしく感じますね』 などと話していると、今度は
「お抹茶もあるんですけど、いかがですか?」 と。

韓国でお抹茶を、それも韓国の方に点てていただけるとは、夢にも思っていなかった。

09.6.5(金)この道20年 韓紙工芸

お茶碗は韓国の陶磁器。あっさりと涼しげな姿。飲み終えると底に意匠が現れる。お抹茶をいただいたのはいつぶりだろうか。もちろん韓国では初めて。大変おいしくいただき、よい買い物もできた。
店では韓紙工芸品作りを習うこともできるそうなので、いつか是非チャレンジしてみたいと思う。

장원한지
釜山市中区中央洞1街26 光復地下街 B-56号
店主 전수곤さん
(051) 255-4040


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