「雪の花」 小豆かき氷
おいしい
ムルフェを食べた後、Nさんの提案で近くにあるパッピンスの店へ向かった。店を出て、UNロータリー方面へ少し歩いたところにある。この道はこれまでに何度も通っているのに、こんな店があるとは気付かずにいた。
「こんなところにこんな店が・・・」 と店先で少し話していると、外国人の男性がいかにも慣れた感じで店に入っていった。後に続いて私たちも。男性は常連さんのようで、店のおばさんと親しげに話していた。
店内は広くはない。椅子で座るテーブルと靴を脱いであがる席がそれぞれ3つずつくらいと、奥には厨房。早速持ってきてくれたメニューによると、パッピンスやぜんざいの他に、お餅や미숫가루(ミスカル=もち米や麦を炒って作った粉末に牛乳やお湯を加えた飲み物)、コーヒー、柚子茶などのドリンクまで並ぶ。ちょっとした떡케페(お餅カフェ)のような感じだ。
パッピンスも、普通のパッピンスからクルミなどナッツ類をトッピングしたもの、お餅をトッピングしたものと数種類あり、値段は3,000~5,000w。私たちは、눈꽃팥빙수(ヌンコッパッピンス・3,000w)と、それにエスプレッソをかけた에스프레소 눈꽃팥빙수(エスプレッソ ヌンコッパッピンス・3,500w)を注文した。ちなみに눈꽃(ヌンコッ)とは 「雪の花」。パウダースノーのようにふわふわのかき氷ということだ。
눈꽃팥빙수(ヌンコッパッピンス)(▼)。パッピンスの上にたっぷりのあんことお餅、練乳がトッピングされている。あんこは毎日、おばさんが店で小豆を炊いて作っているそうだ。「雪の花」 というだけあって、氷がふわふわで口の中に入れるとすーっと溶けていく。あんこと練乳のバランスもよくとてもおいしい。
エスプレッソをかけたもの(▼)。見た目はほとんど変わらないが、一口食べるとコーヒーの香りが口いっぱいに広がる。こういう味のパッピンスを食べたのは初めてで新鮮。斬新な味だ。
ただ個人的には、エスプレッソをかけるならあんこはなくてもいいかなと。エスプレッソの洋風の感じとあんこの和(韓)風な感じが、マッチしているといえばしている気もするし、別々の方がいいといえばいいような気もするし。
とにかくどちらもおいしくいただいた。私たちの後ろのテーブルでは、店のおばさんがメニューの1つ、찹쌀떡(チャプサルトッ=もち米で作ったお餅)を作っているところだった。細長く伸ばした餅を適当な大きさに切り分け、それぞれを丸めて作っていた。1つ1,500w。
엄마손 눈꽃팥빙수・단팥죽
釜山市南区大淵洞 UNロータリー近く
(051) 627-7555
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