甘辛カルビチム
沖縄のステージ 『
ボトルメール』 を楽しんだ後、夫は10月6日のマラソンのトレーニングも兼ねて、市民会館から家の近所まで走って帰った。私はバスで戻り、近所の食堂前で待ち合わせて夕食を。
お気に入りの 「음식이야기」(ウムシギヤギ)で食べるか、その向かい側に最近オープンしたステーキ・ハンバーグの店 「MOMOステーキ」 で食べるか少し迷ったが、この日は 「음식이야기」 へ。決め手はメニューの豊富さとコストパフォーマンスのよさ。
「MOMOステーキ」 も、店頭のメニュー写真を見る限りなかなかおいしそうだし、客もたくさん入っている。実際においしいのだろう。しかし、メインのステーキ定食・ハンバーグ定食(7,000~8,000w)は、ステーキやハンバーグの他には、ご飯とサラダやキムチがついているだけ。それでも高いというわけではないが、似たような値段で食べきれないほどたくさんのおかずが出てくる음식이야기のメニューを思い浮かべると、음식이야기に軍配が上がったというわけだ。
しかし、「MOMOステーキ」 でもいずれ食べてみたい。ステーキ定食・ハンバーグ定食にそれぞれチーズフォンデュやベイクドポテト、ベーコンなどをプラスした 「ステーキトッピング定食」、「ハンバーグトッピング定食」(各10,000w)というメニューも、ボリュームがあっておいしそうだ。
さて、この日 「음식이야기」 では、갈비찜(カルビチム・8,000w)を注文した。辛い味か辛くない味を選べるとのことだったので、辛くないものを。
店内に客は私たちだけ。私たちがこの店に来るのが主に日曜日だからか、最近、客が少ない気がする。平日の昼は近隣の会社員たちで賑わっているのだろうか。日曜日はやけに寂しい雰囲気だ。
相変わらずたっぷりのおかず類(▼)。どれも美味。しかし店員さんが大幅に入れ替わったせいか、以前はチャプチェの上に飾られていた黄身と白身の薄焼き卵が最近は省略されているなど、おかずにも少し変化が。
メインのカルビチム(▼)。骨付きカルビを甘辛いタレで煮付けてある。濃い味付けなのでご飯が進む。肉は柔らかく、骨からスルッと外れて食べやすい。
黒米入りのご飯と냉국(ネングッ)(▼)。もう少しして寒くなると、スープはワカメスープ・미역국(ミヨックッ)に変わる。
肉も食べ応えがあり、おかずも多くてボリューム満点だ。私たちが食べ終えるのを見計らって、食後のデザートとして梨と오미자차(五味子茶=オミジャチャ)を持ってきてくれた。水分たっぷりでとてもおいしい梨だった。
私たちは家庭での普段の食事が日本式なので、外食するときには例えばステーキ・ハンバーグ定食より、こういう韓国の家庭料理風の定食の方が魅力的に見える。実際、韓国で外食するなら韓国料理が一番おいしいと感じる。
しかし、家庭で毎日、韓国料理を食べている韓国人(特に若い人)にとっては、ステーキ・ハンバーグ定食などのような普段、家ではあまり食べない食事の方が魅力的に映るのかもしれない。
「음식이야기」 には他にも、サバのサムパッやトゥルチギなど食べてみたいメニューがいろいろ。
음식이야기
釜山市水営区南川洞6-15
(051) 628-5024
営業時間:11:30~23時
定休日:土曜日
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