豚肉の甘辛炒め定食

dilbelau

2013年07月19日 08:35

ある週末のお昼、久しぶりに쌈밥(サムパッ)の店 「대궐」(テグォル)に向かった。いつもながら大勢の客でにぎわっている。お気に入りの 「제육쌈밥정식=豚肉サムパッ定食」(8,000w)を注文。

この日は珍しく、料理が出てくるまでけっこう待った。客の入店・注文がいちどきに重なったようだ。

隣のテーブルのカップルは、どうも釜山の人ではないようだ。言葉が違うし、バカンス風の服装からして、どこかから釜山に遊びにきた人のようだ。7月1日に7つの海水浴場が全面開場し、本格的な海のシーズンを迎えた釜山。最近、韓国各地から避暑に訪れたのだろうと思われる人々の姿を、広安里(クァンアルリ)周辺でもよく見かける。

先日(7月4日)テレビのニュースで、江原道(カンウォンド)の江陵(カンヌン)市では、夜11時を回っても気温が29度を超えていて、家にいても寝苦しいからと海辺で涼む多くの市民の様子が紹介されていた。江陵も釜山と同じ海沿いの都市で、緯度は釜山より高いにもかかわらず、そういう状態とは驚いた。

「釜山は海に近いから涼しい」 と漠然と思っていたが、海に近いからといって必ずしも涼しいとは限らないのだなと。ちなみに釜山でこの夏、これまでで一番高かった気温は31.0度(7月18日)。30度を超えた日はまだ4日しかない。夏に多くの人が釜山に避暑にやってくるのも納得だ。釜山は夏の暑さも冬の寒さも比較的マイルドで、暮らしやすい都市だとつくづく思う。


相変わらず、テーブルにいっぱいに料理が並ぶ。たくさんの葉野菜も健在だ。主役の豚肉の甘辛炒め(▼)。気のせいか、以前より量が増えたように感じる。ちょっと赤いが辛くはない。


もう1つの主役級・サバの甘辛煮(▼)。ボリュームたっぷり。これも辛くなく味がよくしみていておいしい。


豚肉やサバ、ご飯などを葉野菜で包んでいただく。葉も種類によって香りや味が違うので、いろいろな味わいが楽しめる。あれこれといただいていると、かなりおなかいっぱいになる。

どれもおいしくて、これで8,000wは満足感が大きい。人気ぶりも納得だ。私たちが食べ終わる頃は14時近かったが、まだひっきりなしに客がどんどん入ってきていた。


대궐쌈밥(テグォルサムパッ)
釜山市水営区広安洞194-2番地
(051) 754-6160

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