プルコギとキムチチゲの絶妙コンビ
クァンアルリ(広安里)刺身祭りの会場を後にした私たちは、久しぶりに
オニャン(彦陽)プルコギを食べようと、のんびりビーチを散歩しながらプルコギ通りへと向かった。
2年前のチュソク(旧暦の8月15日)の連休のときに初めて入った 「원조 언양불고기(元祖 彦陽プルコギ)」 という店へ。まだ早い時間だったので客はまばらだったが、時間が経つにつれ何組も入ってきていた。日本人客もいた。
私たちは2年前と同じく、プルコギ(25,000w)を注文。2年前より1,000wだけ値上がりしている。塩焼きと生カルビはそれぞれ29,000wと2年前と同じ値段だ(いずれも1人分)。どれももちろん한우(韓牛)だ。
韓国では昨年あたりから、飲食店や理・美容室などでは、利用客が料理やサービスの価格を店に入る前に確認できるよう、価格表を店舗の外に表示するよう義務付けられている。この店でも、2年前にはなかった表示板が取り付けられていた。
まず、真っ赤に熾った炭火が運ばれてくる。
プルコギ2人分(▼)。
適量ずつ、焼き網の上にのせて焼いていく。ジャガイモ2切れは最初から網にのって出てくる。ニンニクも焼いて、肉と一緒にサンチュなどで包んでいただく。
肉にタレ(醤油ベース)をつけ、サンチュやエゴマの葉、薄切り大根の酢漬けなどで包んでいただく(▼)。もちろん包まずそのままでも美味。葉類が減ってきたら、こちらから頼まなくても店員のおばさんがさっと持ってきてくれる。
ネギサラダもプルコギとの相性抜群。白菜のキムチはコチュジャンを使っていないので全く辛くない。酸味の強めの白菜の漬物といった感じ(▼)。
焼き網も焦げ付いてきたら、さっと取替えにきてくれる。忙しいときはさすがにそこまで気が回らないようだが、頼めばすぐに取り替えてくれる。2人分のプルコギは、一見少なそうに見えるがなかなかボリュームたっぷりだ。おいしくいただいたら、締めはご飯とキムチチゲのセット(2,000w)を。
焼き網を取り外し、炭火の上に直接キムチチゲの鍋を置いてくれる。年季の入ったぼこぼこの鍋は味がある。
このキムチチゲがまた絶品。どこにでもありそうなキムチチゲなのだが、具として入っている肉から出るダシのためだろうか、コクがあって非常においしい。プルコギでおなかはけっこういっぱいなのだが、やめられないおいしさだ。
ご飯とともに、キムチや塩辛類も(▼)。
プルコギのおいしさに満足し、キムチチゲのおいしさにさらに満足。大満足、おなかいっぱいで店を後にした。
원조 언양불고기(元祖 彦陽プルコギ)
釜山市水営区広安2洞204-8
(051) 752-3762, 753-1604
http://www.pulgoki.com
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