牛テールスープ
先日、ホテルホメルスの裏手にある 「서울깍두기(ソウルカクトゥギ)」 という食堂で夫と昼食を食べた。「
대궐(テグォル)」 のすぐ隣にある。곰탕(コムタン)と설렁탕(ソルロンタン)の専門店だ。
この店に入るのはこの日が初めて。コムタンかソルロンタンを食べようかと思っていたが、店の入り口に꼬리곰탕(コリコムタン=15,000w)を8月31日まで12,000wで提供すると書いてあるのが目にとまり、それをいただくことにした。꼬리(コリ)は 「尾、しっぽ」 という意味の韓国語。つまりコリコムタンは牛のテールスープだ。
入り口横には 「日本語で対応できます」 という張り紙も。後で店のおばさんに聞いてみたところ、おばさんの次男が日本の大学に留学していたこともあり、日本語ができるのだそう。この日はたまたま次男さんはお休みだったが、長男さんによると、店には日本人客もけっこう来るのだと。毎日のように来る日本人もいるのだそう。
私はコリコムタン(オーストラリア産牛肉)を、夫はコムタン(9,000w)を注文。コムタンもソルロンタンも、韓牛を使っているものは9,000w、オーストラリア牛を使っているものは7,000wだ。
コリコムタン(▼)を食べるのはこれが初めて。
牛のしっぽをぶつ切りにしたもの(骨付き)がごろんごろん入っている。
スープは非常に淡泊。好みで岩塩やこしょうを加えていただくが、とてもあっさりしている。肉はこれくらいの太さ(▼)のものから、しっぽの先っぽと思われる細いものまでいろいろ。醤油ベースのタレにつけていただく。
肉質は、コムタンなどに入っている肉と似ているが、骨に近い部分にはゼラチン質もついており、なかなかおいしい。
コムタン(▼)。こちらもあっさりしている。
カクトゥギとキムチは大きな容器に入ってきて、好きなだけ取り分けていただく。
真っ赤な色をしているが、辛くはない。店のおばさん曰く 「夏はおいしくないけどね、冬のキムチは本当においしいんだよ。また冬に食べに来てね」。冬の方がおいしいのだろうが、この日いただいたキムチやカクトゥギも充分おいしかった。
서울깍두기(ソウルカクトゥギ)
釜山市水営区広安2洞191-18
(051) 757-7752
関連記事