“カモメの道” 10
つづく
円形展望台を後にして周回道路を歩いている途中、歩道脇に設置されていた展望台からの風景(▼)。
가덕도(カドクド=加徳島)、
거제도(コジェド=巨済島)方面(▼)。たくさんの大型船が入港待機のため洋上に停泊している。
송도
암남공원(ソンド=松島)のアンナム(岩南)公園方面(▼)。
남항대교(ナマンテギョ=南港大橋)と、後ろに見えているのは천마산(チョンマサン=天馬山)(▼)。
周回道路は全域にわたって歩道が整備されており、車もタヌビ以外は通らないので非常に歩きやすい。木々が多く、緑や土の香りが心地よい。
気候の良いときはタヌビに乗るより歩いた方が気持ちいいと思うが、タヌビも大人気。すれ違うタヌビはどれもぎっしり満員だった。
テジョンデの敷地内には、アジサイ寺として知られる태종사(テジョンサ=太宗寺)の他に、구명사(クミョンサ=救命寺)というお寺も(▼)。
また周回道路のところどころには湧き水が(▼)。「沸かせば飲めます」 と書いてあった。
テジョンデは、釜山市が指定するウォーキングコース 「갈맷길(カルメッキル)」 の1つにも指定されている(▼)。カルメッキルのコースには、ところどころこういう案内表示が取り付けられている。
「갈맷길(カルメッキル)」 は、釜山市の鳥 「갈매기(カルメギ=カモメ)」 と 「갈매빛(カルメビッ=深緑色)」 という2つの意味を含んだ 「갈매(カルメ)」 と、 「길(キル=道)」 を組み合わせた言葉。2009年に市民公募で決められた名前だそうだ。
カルメッキルは2010年2月に21コース(302.5km)が選定されたが、その後、市民から各コース間の断絶区間が多いとの指摘があり、今回あらたに再選定された。新コースは全部で9コース20区間(263.8km)。1つのコースは2~3区間から成る。テジョンデは3コース3区間に含まれる。
やがて、テジョンデの出入口まで戻ってきた。タヌビに乗ろうと待つ人々の行列は、先ほどよりさらに長くなっていた(▼)。
つづく
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