豚と野菜のピリ辛煮
このブログを通して知り合ったSさんが、先日日本から遊びに来られたので、夫と3人で昼食をご一緒することにした。釜山鎮駅で待ち合わせて、目指すはSさんご希望の 「안채(アンチェ)」。
두루치기(トゥルチギ)や
다슬기탕(カワニナのスープ)、
동태탕(冷凍スケトウダラのスープ)、
청국장(チョングッチャン)などメニュー豊富で、どれもおいしくボリュームたっぷりの店だ。
ただ唯一の難点は、店が不定休に近いこと。一応の定休日は日曜日だが、それ以外にも店のおばさんの都合で時々閉まっていることがある。せっかくSさんもご一緒なのだからと、前日に電話で確認。「明日はやってます」 との返事だったので安心して店に向かった。
ところが店のドアを開けると、薄暗い中に店のおばさんが1人座っていた。「今日はやってないんです」。
昨日、この日の営業を電話で確認したのにと訴えてみるが、「今病院から帰ってきたばかりで、まだ何の準備もできてなくて。すみません」。そう言われると何となく顔色が悪く表情も暗い。体調が悪いのだろう。
せっかくSさんが楽しみにして来られたのに残念だが、仕方がない。この水晶洞かいわいには、おいしくて庶民的な店が山のようにあるので助かる。近くの원조콩나물비빔밥(元祖コンナムルピビムパッ)の店へと向かった。もちろんコンナムル(豆もやし)ビピムパパッがメインの店なのだが、他にもメニューはいろいろ。トゥルチギ定食(6,000w)をいただくことにした。
人気の店で12時過ぎにはたいてい満席だが、この日は12時頃に来た第1陣の客が帰った後だったようで空いていた。それでも13時頃になっても継続的に客はどんどん入ってくる。
Sさんとは初対面だが、「韓国」 という共通の話題で話が弾む。Sさんが最初に韓国を訪れたのはもう随分前だそう。最近もしょっちゅう来られているとのことで、韓国事情や韓国料理などについて大変お詳しい。Sさんの地元で有名な銘菓をお土産にと私たちにくださった。とてもおいしそうだ。こちらでは本物の和菓子は手に入りにくいので、とてもありがたい。
やがて料理が運ばれてきた。メインのトゥルチギ(▼)。豚肉と野菜をピリ辛に炒め煮にした料理だ。ほどよい辛さが食欲をそそり、ご飯がすすむ。以前同じメニューを注文したときより、若干量が少なめに見えたのは気のせいだろうか・・・。
主役を引き立てるわき役のおかず類。총각김치(チョンガッキムチ)や잡채(チャプチェ)、비지찌개(ビジチゲ=おからのチゲ)、わかめの和えものなど。
いろいろ楽しくおしゃべりしながら、おいしくいただいた。Sさん、ご馳走さまでした!!
원조콩나물비빔밥
釜山市東区水晶2洞188-1
(051) 464-2386
営業時間:11~22時
定休日:日曜日
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