キムチを持ってハイ、キムチ~!! 4

dilbelau

2010年12月24日 08:49

つづき

さて、セマウル婦人会の方たちのお手本を見て、いよいよ私たち病院スタッフたちも作業開始。一旦作業を始めると、作業が終わるまで手袋を外したりはめたりはできず、とてもカメラを触れる状態ではなくなるので、ここから先は病院のカメラマンの方が撮影した写真を拝借して。

みんな熱心に、ひたすら白菜の葉にヤンニョムを塗り広げる。



「はい、キムチを持って笑って~!」 の声に、一同 「ハイ、キムチ~!!」(▼)。



作業をしながら、ヤンニョムのついた白菜の葉の切れ端を私の口にも入れてくれる。感激するほどおいしいキムチだった。白菜のシャキシャキ具合もヤンニョムの味もバランスがよく、最高においしかった。

また差し入れにと、蒸したてホカホカのお餅を口に入れてくれたり、高麗人参エキスのドリンクを配ったりしてくださる。”味見” のキムチもお餅も何度も口に入れてくれるので、それだけでおなかがふくれてくるほどだった。

作業をしながら婦人会の方に聞いたところ、このキムジャンのために必要な材料は婦人会が集めたお金で買っているのだそうだ。てっきり水営区から費用が出るのかと思っていたが、そうではないと言う。

毎年4月頃に行われる広安里の漁坊祭りのときなどに、飲食物の屋台がたくさん出るのだが、婦人会も屋台を出すのだそうだ。そういう屋台で得た売上金をプールしておき、こういうボランティア活動に活用しているのだそう。必要資金も自分たちで稼ぎ、文字通り自分たちの手で作るキムジャンなのだ。



立ってヤンニョムを塗る作業より、箱詰めする作業の方が大変そうだった。



作業を始めてから2時間半ぐらいで、山と積まれていた1,000株の白菜は全ておいしいキムチに生まれ変わって箱詰めされた。あれだけたくさんあった白菜もすっかりなくなり、テーブルの表面が姿を見せた。



つづく

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