来週で、韓国語のクラスも春学期が終了となるため、今日は終了前のテストの日。今までにも終了前には簡単な試験があったにはあったが、どちらかというと形式的なもので、その試験の成績によってどうこうということはないものだった。
しかし、今学期からシステムが変わったそうで、試験で60点以上取れなければ次のレベルへ進級できないのだそうだ。
試験は思いのほか問題数が多く、途中休憩ははさんだものの2時間ビッチリ問題を解くと、終わったときにはけっこう疲れた…。
さて、昼食は日本からの友人と一緒に食べる約束をしており、待ち合わせ場所へ急ぐ。頭をいっぱい使ったせいで、いつもよりおなかが空いたような気がする (^^;
彼女のリクエストで、삼겹살(サムギョプサル=豚の三枚肉)の焼肉を食べに行くことにした。
うちの近所にある 「사리원」 というお店。以前、夫と夜に行ったときには店内は満席でかなり賑わっていたが、今日は平日の昼間ということもあってか、空いていた。(と思ったが、後で新型インフルによる影響も受けていると聞いた)
私たちは味のついていないお肉と、味付け肉を注文。
まずはテーブルの中央の穴に炭火がはめこまれる。非常に愛想のいい女性店員が、「まずは味のついてない肉を焼いてから、味付け肉を焼いてくださいね」 と言いながら、手際よく肉を網の上にのせてくれる。
周りにはサンチュなどの葉類と、キムチなどのおかず類がずらり。焼けた肉と一緒に、好みの具を好みの葉でくるんで、がぶりといただく。
軽く塩を振ってあるだけの、味のついていない肉↓↓
余分な脂は全部網の下に落ちるので、あっさりしていておいしい。
次に味付け肉↓↓ 日本人の口にも合う甘めの味付けで、これまた食が進む。
女性店員は、非常によく目を配ってくれ、なくなったおかずのおかわりをさっと持ってきてくれたり、肉を食べやすい大きさに切り分けてくれたりと、てきぱきとよく動く。
肉を焼いてくれながら、「この肉は国産ですからね」 とおっしゃる。
聞いてみると、やはりこの店でも新型インフルエンザの影響を少なからず受けているのだそうだ。
「この店は有名な方なのでまだ影響が少ない方だとは思いますが、やはりニュースで新型インフルエンザのことが連日報道されていますから、豚肉を避ける人が増えたというのは実感します。
外国産ならいざしらず、ここは国産の豚肉だけを使っていますし、こうやって加熱すれば大丈夫だということですが、それでもやはりお客さんの中には 『本当に大丈夫ですよね?』 と心配される人もいます。心配されるお気持ちも理解できるんですけどね…。私たちも影響を受けちゃって…。」
と、やや困惑されている様子だった。
ともあれ、おいしくおなかいっぱいいただいた。韓国人の中には焼肉のあと、締めに冷麺などを食べる人も多いが、私たちの胃袋にはそんなスペースは残っていなかった。
友人もとてもおいしかったと気に入ってくれたようで、何よりだった。
사리원
釜山市水営区広安2洞204-10
(051)753-7733 / 753-1742