食堂を出て、1時間近くバスに揺られて松亭海水浴場に到着。夏に来たときよりも、今日の方がずいぶん人が多い。真夏は日差しがきつ過ぎるからか。今日は気温も高いので、海に入っていて遊んでいる子供たちもたくさん見かけた。遠浅なので、子供たちが遊ぶにはもってこい。
緩やかな弧を描いている砂浜の端の方に突き出たように、こんもりとした緑とあずまやのようなものが見える。あそこまで行ってみようと歩き始めた。
多くの家族づれや、釣りを楽しむ人たち。
サーフィンやウィンドサーフィンを楽しむ人たちもいるが、風があまりないので苦戦している。
海雲台や広安里に比べて、市街から少し離れているため訪れる人がそう多くはないせいか、海水も海雲台などに比べてきれいな気がする。
やがて目指していたところに到着。
「竹島公園」と書いてある。
散策路を上っていく。
途中、ここにも韓国でおばさんたちに人気の、巨大なフラフープが誰でも使えるように置いてある。
公園はこんもりとした丘のようになっているので、松亭海水浴場がよく見下ろせる。
海を眺めながら、しばらく休憩。
暑くもなく寒くもなく、ちょうどいい気候。
ゴツゴツした岩場ではたくさんの釣り客を見かけた。また遠く沖合の方には、何かを養殖しているようなブイがたくさん見えた。
心地よい優しい海風とともに、穏やかなひとときを過ごすことができた。
さて帰り道、のどが渇いたのでビーチでスタンドコーヒーを。
1杯1000ウォンと書いてあるので、あまり期待はしていなかったが、意外とまあまあおいしかった。
ここも家族経営のようで、トラックの中には店主であるお母さんの娘と息子らしき子どもが2人座っていた。
コーヒーでのどをうるおした後、バス停のある道路へ向かっている途中、「民泊」と呼ばれる素泊まりの宿がたくさん立ち並んでいた。今日は閑散としていたが、夏にはさぞかしにぎわっていたのだろう。
さらに進んでいくと、やがてKORAIL(韓国の国鉄)の「松亭」駅に行きあたった。
列車の本数が少ないため、駅は静まり返っていたが、この松亭駅の周辺は映画の撮影などにも利用されているそうだ。
ガードレール代わりに、線路のレールに色を塗って再利用している。さすが駅舎前。
いつも見ている広安里の海とはまた表情の違う松亭の海を充分に楽しみ、帰路についた。