今日も洗濯日和のいいお天気。いつものように愛車に乗って学校へ。自転車に乗るには、爽やかでちょうどいい季節。
学校に到着し駐輪場に向かっていると、突然背後で大きな物音が。びっくりして振り返ると、すぐそばの建物の3階から掃除のおばさんが、一斗缶を下に落としているのだった。いくつもあるので、いちいち持って下りてはまた上がってくるという手間をはぶくためだろう。
もちろん空の一斗缶だし、おばさんも下を確認してから落としているようだが、でもそこは通路になっていて、たまにだが人が通ることもある。場合によっては、誰もいないと思って落としても、直後に通路から人が出てきたら…。
他の学生達も危ないと思っているのか、その様子を見ながら通り過ぎていく。授業が始まるまでに少し時間があったので、誰も通路から出てこないかどうか見ていると、やがて無事一斗缶落としは終わった…。やれやれ。ちょっと怖い光景だった。
怖いといえば、うちのアパートのエレベーターもちょっと怖い。エレベーターが狭いので自転車をエレベーターに乗せる時、ちょっとしたコツがいる。もう慣れたのでスムーズに乗せられるが、たまに自転車のスタンドの部分が入りきらず、閉まってくるエレベーターのドアにはさまってしまうことがある。ごくたまにだが。
日本のエレベーターだと、閉まるドアに何かが当たると、センサーが感知してドアがすぐまた開く。しかしこのエレベーターは、スタンド部分がはさまっていて物理的にそれ以上閉まらないという状態になってもなお、ドアはまだ閉まろうとする。すごい力で。「開」ボタンを押すと、ようやく開いてくれる…。
(でも、他の新しく建てられたアパートなどには勿論、センサーが反応するエレベーターが設置されているのだろうと思う。)
韓国語のクラスのあと、教室の近くにあるPC・視聴覚ルームへ。この建物は「外国語教育院」なので、私たちのような韓国語を勉強する外国人のほかにも、外国語(英語や日本語)を勉強する韓国人学生も利用する。
PC・視聴覚ルームに入ろうとして、ドア横にある「紙専用のゴミ箱」に捨てられてある紙に目が留まった。(こちらでは新聞紙や雑誌など以外でも、紙類はまとめて資源ゴミとして回収する)
外国人が日本語を勉強したのだろうと思われる紙。何度も同じ単語や文章を書く練習をして、熱心に勉強したのが伝わってくる。特に漢字は念入りに何回も書いて、ふりがなもふってある。何だか微笑ましく、どんな単語を勉強しているのか紙を手にとって見ていると、「考える」「問題」「仕事」「話せる」「半分」などたくさんの単語の中に、
『食べられる 食べられる いくら辛くても大丈夫』 という文字が ^^
ははー、これは韓国人学生が練習したものだな~ ^^ ますます微笑ましく思えた。
その後、久しぶりに大学の図書館で宿題を。と思ったが、真夏のように冷房がガンガンきいている。そのうちその寒さにも慣れるかなと思ったが、やはり鳥肌が立ってきたのでリタイア。外でしばらく日差しを浴びて、やっと身体が解凍された (^^;
図書館をあきらめて、広安里ビーチ沿いのスタバへ移動。スタバのちょうど前あたりに位置する
例のオブジェは、すっかり完成していた。オブジェの後ろに見えているのが、私たちの住むアパート群。このアパートは12階建てだが、最近あちこちでどんどん建てられているアパートは、ほぼすべて高層。40~50階建てのものも珍しくない。
地震がないとされている国だから、こんなに高層の建物をガンガン建てられるのだろう。しかし、昨日一緒に夕食を食べた同僚は、韓国で一度震度3の地震を経験したそうだ(福岡あたりで地震があると、釜山にも余波が伝わってくるそうだ)。実際には震度3だったのに、震度5ぐらいに感じるぐらい怖かったらしい。こちらの建物は耐震対策をほとんど施していないらしいから、大きな地震が起きないことを祈るばかり…。
* * *
夜、Sオンニが韓国の伝統的なお餅を作ったと、持ってきてくださった。송편という名前で、形作ったお餅を松葉を敷いた蒸し釜で蒸して作ることから、そう呼ばれている。(송편の「송」は「松」という意味)
夫は今日も夜間部の授業でまだ帰宅していないが、お先に失礼して一つ味見させてもらった。「お餅の外側は何とかの葉で、中は何とかで…」というオンニの説明がどちらも聞き取れなかったが、この色と味からしてお餅部分はヨモギかそれに似たもので、中の白っぽいものはゆで栗をつぶしたもの?? また後日聞いてみよう。
食感はモッチモチで、甘味はほとんどなくて素朴ないいお味。見た目は水餃子を二回りほど大きくしたような感じ。帰ってきたら夫も喜ぶことだろう。オンニ~、いつもご馳走さまぁ~!