2013年02月20日
情報通信補助機器体験活用館 3
つづく
やがて12時近くなると、福祉館にも続々と人が集まってきた。症状の違いはあるようだが、皆さんこの福祉館を利用する視覚障害者の方のようだ。施設内には日中くつろげる部屋もあり、デイ・サービスのような役割も担っているようだ。
館内に表示してあった沿革によるとこの福祉館は、1992年12月 「釜山広域市盲人福祉館」 という名前でオープン、点字翻訳や出力サービス、リハビリ教育や相談指導事業を始めた。
その後、開眼手術や眼科診療費用の支援事業や、音声情報サービス(ARS)事業、低視力の補装具普及事業を順次開始。1999年からは昼間保護センター(デイ・サービスのようなもの)の運営を開始、2009年に 「釜山広域市視覚障害者福祉館」 に改名したそうだ。
さて、先ほど 「情報通信補助機器体験活用館」 の担当者に言われた通り、食券を購入して地下にある食堂に向かう。食券は視覚障害者以外は2,000w。
食堂内にはたくさんのテーブルが並び、お箸とスプーンはあらかじめテーブルの上にセットされている。カウンターの向こうの調理場では女性数人が調理している。利用者の方が席につくと、福祉館のスタッフがテーブルまで食事を運ぶ。

学校給食に使われるトレイのようなものに、ご飯とスープ、おかずが盛り付けられている。毎日同じトレイを使うので、全盲の方でも、トレイのどこに何が盛り付けられいるか分かりやすいようだった。この日のスープはソルロンタン。2,000wなのでさすがに肉は入っていないが、スープはとてもおいしかった。
食後、この日の目的である情報通信補助機器の見学をさせてもらうことに。再び新館2階にできた体験活用館へ向かう。先ほどの担当者が待っていてくれて、希望の機器について説明してくれた。
館内にはパソコンを利用した機器や携帯用の機器など、たくさんの種類の補助具が展示してある。一口に視覚障害といっても人によって症状はさまざま。視覚障害者はここで、どういう補助具が自分に役に立つか、直接いろいろな機器を試してみることができる。

機器は高価なものも多いので、いきなり購入するのは難しい。その点でも、展示してある機器を直接使ってみることができる活用館の意義は大きい。また、気に入った機器があり購入する場合にも、国から一定の補助が出る。
説明してもらった機器の中で印象に残ったのは、紙に印刷された活字をスキャナーで読み取り、それを音読してくれるソフトだ。担当者が実際に実演してくれたが、スラスラと音読してくれる。機械の音声なので多少不自然さはあるが、聞き取って理解するには問題ない程度だ。
スキャナーで読み取る活字が鮮明であれば、音読の正確さも韓国語・英語ではほぼ100%だそうだ。しかし日本語ではこうはいかない。漢字には何通りもの読み方があるからだ。人間なら、幾通りもの読み方の中からこの場合には何と読むかと判断しながら音読できるが、機械ではそうはいかない。場合によってさまざまに変わる漢字の読み方全てをインプットすることは、限りなく不可能に近いだろう。
その点、ハングルは読み方の法則さえインプットしておけば正確に音読してくれるので、こういう機器にも対応できるわけだ。
補助機器については、韓国情報化振興院の情報通信補助機器のHPに詳しく書かれている。
私たちが説明を聞いていると、午後の授業を受けるため、利用者の方々がまた続々と体験館に入ってきた。皆さん思い思いの機器の前に座り、操作方法を熱心に練習されていた。どれも、視覚障害者の方々の目となる機器だった。
釜山広域市視覚障害者福祉館
釜山市北区シラン路132番ギル38
(051) 338-0017
*「情報通信補助機器体験活用館」 見学希望者はあらかじめ電話で訪問時間などを担当者と相談。
やがて12時近くなると、福祉館にも続々と人が集まってきた。症状の違いはあるようだが、皆さんこの福祉館を利用する視覚障害者の方のようだ。施設内には日中くつろげる部屋もあり、デイ・サービスのような役割も担っているようだ。
館内に表示してあった沿革によるとこの福祉館は、1992年12月 「釜山広域市盲人福祉館」 という名前でオープン、点字翻訳や出力サービス、リハビリ教育や相談指導事業を始めた。
その後、開眼手術や眼科診療費用の支援事業や、音声情報サービス(ARS)事業、低視力の補装具普及事業を順次開始。1999年からは昼間保護センター(デイ・サービスのようなもの)の運営を開始、2009年に 「釜山広域市視覚障害者福祉館」 に改名したそうだ。
さて、先ほど 「情報通信補助機器体験活用館」 の担当者に言われた通り、食券を購入して地下にある食堂に向かう。食券は視覚障害者以外は2,000w。
食堂内にはたくさんのテーブルが並び、お箸とスプーンはあらかじめテーブルの上にセットされている。カウンターの向こうの調理場では女性数人が調理している。利用者の方が席につくと、福祉館のスタッフがテーブルまで食事を運ぶ。
学校給食に使われるトレイのようなものに、ご飯とスープ、おかずが盛り付けられている。毎日同じトレイを使うので、全盲の方でも、トレイのどこに何が盛り付けられいるか分かりやすいようだった。この日のスープはソルロンタン。2,000wなのでさすがに肉は入っていないが、スープはとてもおいしかった。
食後、この日の目的である情報通信補助機器の見学をさせてもらうことに。再び新館2階にできた体験活用館へ向かう。先ほどの担当者が待っていてくれて、希望の機器について説明してくれた。
館内にはパソコンを利用した機器や携帯用の機器など、たくさんの種類の補助具が展示してある。一口に視覚障害といっても人によって症状はさまざま。視覚障害者はここで、どういう補助具が自分に役に立つか、直接いろいろな機器を試してみることができる。
機器は高価なものも多いので、いきなり購入するのは難しい。その点でも、展示してある機器を直接使ってみることができる活用館の意義は大きい。また、気に入った機器があり購入する場合にも、国から一定の補助が出る。
説明してもらった機器の中で印象に残ったのは、紙に印刷された活字をスキャナーで読み取り、それを音読してくれるソフトだ。担当者が実際に実演してくれたが、スラスラと音読してくれる。機械の音声なので多少不自然さはあるが、聞き取って理解するには問題ない程度だ。
スキャナーで読み取る活字が鮮明であれば、音読の正確さも韓国語・英語ではほぼ100%だそうだ。しかし日本語ではこうはいかない。漢字には何通りもの読み方があるからだ。人間なら、幾通りもの読み方の中からこの場合には何と読むかと判断しながら音読できるが、機械ではそうはいかない。場合によってさまざまに変わる漢字の読み方全てをインプットすることは、限りなく不可能に近いだろう。
その点、ハングルは読み方の法則さえインプットしておけば正確に音読してくれるので、こういう機器にも対応できるわけだ。
補助機器については、韓国情報化振興院の情報通信補助機器のHPに詳しく書かれている。
私たちが説明を聞いていると、午後の授業を受けるため、利用者の方々がまた続々と体験館に入ってきた。皆さん思い思いの機器の前に座り、操作方法を熱心に練習されていた。どれも、視覚障害者の方々の目となる機器だった。
釜山広域市視覚障害者福祉館
釜山市北区シラン路132番ギル38
(051) 338-0017
*「情報通信補助機器体験活用館」 見学希望者はあらかじめ電話で訪問時間などを担当者と相談。
Posted by dilbelau at 08:58│Comments(0)
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