2012年04月24日

googleのお遊び

今日4月24日は 「ジッパー」 を開発したGideon Sundback(1880年4月24日-1954年6月21日)の生まれた日。彼の生誕132周年を記念して、グーグルがWeb上にちょっと楽しい仕掛けを。

グーグルの検索画面(http://www.google.com/webhp?source=search_app)を開くと現れる、ジッパーのイラスト。画面左上のロゴにも同様のイラストが。

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ジッパーの持ち手の部分あたりをクリックすると新しい画面が現れ、

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ジッパーを発明したGideon Sundback(ギデオン・サンドバック)という人名が検索語として入力されている。

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ジッパーはもともと、シカゴのエンジニアWhitcomb L. Judson(1839-1909)が1890年代に考え出したものだそう。軍靴を履くことが多かった彼はいちいち軍靴のひもを結ぶのを面倒に感じ、もっと簡単に履く方法はないかと思案。

いろいろ工夫した結果、靴紐の代わりとして開発したものを1891年11月に特許申請したが、類似特許があるという理由で却下。さらに改良を加え、1893年8月29日に 「履物用締め金開閉装置」 と、「Hooks and Eyes」(C-curity)の装置を3年かけて発明、これら2件の特許を取得した。彼がつけた名前は 「スライダー・ファスナー」。これが今日のジッパーの原型だ。

Judsonは 「ジッパー靴」 を1893年シカゴ博覧会に出品したが、デザインが悪く注目されなかった。機能面でも噛み合わせが悪く、開いたり絡まったりという不備があり、実用的とは言えなかった。そのため会社をおこし事業をしながら、ジッパーの機能をさらに2度改良したが、結局成功しないまま1909年にこの世を去った。

そしてその後、Judsonが解決できなかった問題点を1913年に解決したのが、スウェーデン出身のアメリカ人エンジニアGideon Sundbackだった。製品名は 「プラコ・ファスナー」。当初はブーツやたばこケースに使われる程度だったが、その後洋服のポケットに使われるようになってから、本格的に出回るようになった。第1次世界大戦のときには、米軍の飛行服などにも用いられた。

「ジッパー」 という名前は、世界的なゴム製品会社Goodrichが1920年代に、ゴム長靴やオーバーシューズにジッパーという名前で用いたことから広まった。1925年同社は、ジッパーの開閉音が 「Zip-er Up」 と聞こえることから長靴の名前を 「ジッパー・ブーツ」 として商標登録を申請。しかし、「ジッパー・ブーツ」 という名前には商標権が認められたが、「ジッパー」 は一般名称のように扱われている。

参考: [세상을 바꾼 과학이야기] 인류의 100대 발명품 지퍼 Part 12
(世界を変える科学の話 「人類の100大発明品:ジッパー」)


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この記事へのコメント
Zipperで遊ばせていただきました。
ところで XYZ と囁かれたらどうしたらいいでしょう?
Examine Your Zipper (チャックが開いてますよ)。
何度か経験があります。
Posted by 釜山カルメギ at 2012年04月24日 21:15
釜山カルメギ さま

なるほど。スマートな言い方ですね。
男性なら誰でもきっと1度や2度は経験があるのでしょうね。
Posted by dilbelaudilbelau at 2012年04月24日 22:03
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