2012年02月06日
チケット購入にひと苦労 2
つづき
「シネマウンテン」 6階のチケット売り場(▼)。この日は 「日本映画祭」 の初日、しかも釜山で同映画祭が開かれるのは今回が初めてということなので、けっこう大勢の人が来るのかと思いきや、思っていたより少なかった。開会式30分前でもまだガランとした感じだ。

チケット売り場(手前)とポップコーンやドリンクの売り場(▼)。

フロアは広々としており、ソファもゆったりとして座り心地がよい。全体的に照明をやや暗めにしてあるのは、窓の外の夜景をより効果的に楽しめるようにということだろうか。

チケットを予約するのはネットか、直接チケット売り場で。私はネットで予約しようと思ったのだが、ここで問題が。予約するには 「住民登録番号」 を入力しなくてはならないのだ。「住民登録番号」 とは、韓国に住む全ての韓国人に(出生時に)与えられる番号。
私たちのような韓国在住外国人には、「住民登録番号」 と同じく13桁からなる 「外国人登録番号」 が付与される。 しかし、住民登録番号を入力するところに外国人登録番号を入力すると、桁数は同じでもうまく認識されずはねられるのだ。はじめから外国人も関わることを想定して特別にシステムを作ってある場合を除き、ほぼ全てのケースで外国人登録番号ははねられてしまう。
「映画の殿堂」 のHPもそうだった。住民登録番号がない限りネットで予約はできない。開幕作なので念のため予約をしておきたく、「映画の殿堂」 に電話で問い合わせてみると、本来は電話での予約は受け付けないが、システム上の理由でネット予約ができないということなので、今回は特別に電話で席をお取りしておきます、とのこと。こういうあたり韓国では、状況に応じて融通をきかせてくれるのでとてもありがたい。
電話で言われた通り、上映30分前にチケット売り場へ。窓口には係員が2人で、客が数人並んでいる状態。私も列の後ろについたが、どうも係員は2人ともまだあまり慣れていない様子。私の隣の列に先から並んでいた男性はかなりイライラしている様子で、何度もため息をつき、係員に早くしてくれと苦情を言っている。
確かに慣れていない。私もけっこう待った。そのうちようやく私の順が来たが、隣の男性は私より前から並んでいたのにまだ順番が来ない。あまりにイライラしているようで気の毒になり 「先にされますか?」 と声をかけてみた。するとお礼を言うわけでもなく、イライラ最高潮といった表情で、私の並んでいた窓口にぬっと進み出る。
ほどなく男性の用が終わり、私の番に。男性はやはり無言で立ち去った。会釈ぐらいしてくれもよさそうなものなのにと思ったが、イライラのためその余裕もないようだった。さて、電話で予約していた旨と名前を告げると、その話はきちんと窓口係員にも伝わっており、すぐトランシーバーで誰かを呼んでいる。
「少しお待ちください」 と、慣れない作業に緊張している様子ながらも笑顔で言ってくれる。しかし、そこからがまた長かった。実際にはそれほど経っていないのだろうが、待っていると長く感じるもの。その間にも、開幕式の時間が近づくにつれ、私の後ろにも長い列ができ始めた。
しかし、その係員は 「トランシーバーで呼んだ誰か」 が来ないと発券作業ができないようで、長蛇の列を前になすすべもなく間が悪そうに立っている。私のせいで後ろの人たちを長時間待たせているようで、私までいたたまれない気持ちになってくる。早く来てくれと思っていると、ようやく1人の女性が現れ、画面上で何か操作し無事発券。1人6,000wだ。
私の場合は、電話予約という特例だったため余分な時間がかかったようだ。係員もそのうちすぐ慣れることだろう。開幕式と開幕作の上映が行われる中劇場へと向かう。
つづく
「シネマウンテン」 6階のチケット売り場(▼)。この日は 「日本映画祭」 の初日、しかも釜山で同映画祭が開かれるのは今回が初めてということなので、けっこう大勢の人が来るのかと思いきや、思っていたより少なかった。開会式30分前でもまだガランとした感じだ。
チケット売り場(手前)とポップコーンやドリンクの売り場(▼)。
フロアは広々としており、ソファもゆったりとして座り心地がよい。全体的に照明をやや暗めにしてあるのは、窓の外の夜景をより効果的に楽しめるようにということだろうか。
チケットを予約するのはネットか、直接チケット売り場で。私はネットで予約しようと思ったのだが、ここで問題が。予約するには 「住民登録番号」 を入力しなくてはならないのだ。「住民登録番号」 とは、韓国に住む全ての韓国人に(出生時に)与えられる番号。
私たちのような韓国在住外国人には、「住民登録番号」 と同じく13桁からなる 「外国人登録番号」 が付与される。 しかし、住民登録番号を入力するところに外国人登録番号を入力すると、桁数は同じでもうまく認識されずはねられるのだ。はじめから外国人も関わることを想定して特別にシステムを作ってある場合を除き、ほぼ全てのケースで外国人登録番号ははねられてしまう。
「映画の殿堂」 のHPもそうだった。住民登録番号がない限りネットで予約はできない。開幕作なので念のため予約をしておきたく、「映画の殿堂」 に電話で問い合わせてみると、本来は電話での予約は受け付けないが、システム上の理由でネット予約ができないということなので、今回は特別に電話で席をお取りしておきます、とのこと。こういうあたり韓国では、状況に応じて融通をきかせてくれるのでとてもありがたい。
電話で言われた通り、上映30分前にチケット売り場へ。窓口には係員が2人で、客が数人並んでいる状態。私も列の後ろについたが、どうも係員は2人ともまだあまり慣れていない様子。私の隣の列に先から並んでいた男性はかなりイライラしている様子で、何度もため息をつき、係員に早くしてくれと苦情を言っている。
確かに慣れていない。私もけっこう待った。そのうちようやく私の順が来たが、隣の男性は私より前から並んでいたのにまだ順番が来ない。あまりにイライラしているようで気の毒になり 「先にされますか?」 と声をかけてみた。するとお礼を言うわけでもなく、イライラ最高潮といった表情で、私の並んでいた窓口にぬっと進み出る。
ほどなく男性の用が終わり、私の番に。男性はやはり無言で立ち去った。会釈ぐらいしてくれもよさそうなものなのにと思ったが、イライラのためその余裕もないようだった。さて、電話で予約していた旨と名前を告げると、その話はきちんと窓口係員にも伝わっており、すぐトランシーバーで誰かを呼んでいる。
「少しお待ちください」 と、慣れない作業に緊張している様子ながらも笑顔で言ってくれる。しかし、そこからがまた長かった。実際にはそれほど経っていないのだろうが、待っていると長く感じるもの。その間にも、開幕式の時間が近づくにつれ、私の後ろにも長い列ができ始めた。
しかし、その係員は 「トランシーバーで呼んだ誰か」 が来ないと発券作業ができないようで、長蛇の列を前になすすべもなく間が悪そうに立っている。私のせいで後ろの人たちを長時間待たせているようで、私までいたたまれない気持ちになってくる。早く来てくれと思っていると、ようやく1人の女性が現れ、画面上で何か操作し無事発券。1人6,000wだ。
私の場合は、電話予約という特例だったため余分な時間がかかったようだ。係員もそのうちすぐ慣れることだろう。開幕式と開幕作の上映が行われる中劇場へと向かう。
つづく
Posted by dilbelau at 09:01│Comments(0)
│日本映画祭