2011年11月04日
雨に泣かされた花火祭り 1
「マルチ花火ショー」 が行われた10月29日(土)は、前々から雨が降るという天気予報だった。花火の打ち上げそのものは多少の雨でも大丈夫だそうだが、1時間に10mm以上の雨が降ると戸外で花火を観覧するのが困難になるとのこと。
また雨よりもむしろ花火には風の方が影響が大きいそうで、強風が吹くと花火の打ち上げのため海上に停泊しているバージ船が揺れて危ないため、打ち上げが不可能になることもあるとのこと。
これらのことから、一時は 「マルチ花火ショー」 を翌日の日曜日に延期することも検討したそうだ。しかし気象庁の予報では、この日雨は降るもの夕方には止むだろうとの予測。花火には影響がないと見込まれたため、28日の日刊紙にも 「明日の花火は決行します」 という記事まで掲載されていた。
ところが、実際には予想外の空模様になってしまった。
この日は確かに朝から曇り空で、昼間に短時間ざーっと雨が降った。しかしその後、晴れ間も出て雨は完全に上がったかに見えた。これで夜の花火には問題ないと安心していた。
しかし・・・。予想に反し、18時ごろからまたポツポツと降り始めた。どうしたものかと思ったが、とりあえずビーチで場所を確保しながら様子を見てみることにした。ビーチにはすでに大勢の人々が座って待っていた。
もう雨は降らないと思っていたので、私たちは雨具を持って来ていなかった。かろうじて、座布団代わりにしようと持ってきていた古新聞を頭にかぶって、雨をしのぐ。雨は小雨になったり少し大粒になったりしながら、一時はもう少ししたら止むかもしれないと思えるほどになっていた。
雨が小降りになったスキを狙って、Oさんが日本から持ってきてくださっていたお菓子をいただく。ワサビ味の柿の種と、懐かしのチロルチョコ。柿の種を食べること自体久しぶりだったし、ワサビ味の柿の種があることも初めて知った。適度なワサビの香りが後を引くおいしさだった。
だが無情にも、花火の開始時間20時を目前に、19時30分ころから雨は本降りに。それまで約1時間、何とか止んでくれないかと祈るような気持ちで待機していた私たちも、さすがにこの降りではダメだとあきらめて引き上げることにした。他にも、特に小さな子供連れの人たちなどは、この時点でけっこう帰って行った。
花火大会は毎年観て今年で4回目だが、雨で観られなくなったのは今回が初めてだ。残念だが仕方がない。ホテルへ戻るOさんとはそのまま別れ、私たちはアパートへと。アパートへ向かう途中、その雨の中でもビーチへ向かう人とたくさんすれ違った。すごい根性だ。
家に戻り、濡れた服を着替えたりしていると、やがて花火が打ち上げられる音が聞こえ始めた。今年は、アパートの階段の踊り場の窓から見える範囲の花火で我慢。



花火が打ち上げられている間も雨脚は弱まらず、あきらめて帰ってくる人の姿も見かけたし、逆にビーチに向かう人の姿も見かけた。


つづく
また雨よりもむしろ花火には風の方が影響が大きいそうで、強風が吹くと花火の打ち上げのため海上に停泊しているバージ船が揺れて危ないため、打ち上げが不可能になることもあるとのこと。
これらのことから、一時は 「マルチ花火ショー」 を翌日の日曜日に延期することも検討したそうだ。しかし気象庁の予報では、この日雨は降るもの夕方には止むだろうとの予測。花火には影響がないと見込まれたため、28日の日刊紙にも 「明日の花火は決行します」 という記事まで掲載されていた。
ところが、実際には予想外の空模様になってしまった。
この日は確かに朝から曇り空で、昼間に短時間ざーっと雨が降った。しかしその後、晴れ間も出て雨は完全に上がったかに見えた。これで夜の花火には問題ないと安心していた。
しかし・・・。予想に反し、18時ごろからまたポツポツと降り始めた。どうしたものかと思ったが、とりあえずビーチで場所を確保しながら様子を見てみることにした。ビーチにはすでに大勢の人々が座って待っていた。
もう雨は降らないと思っていたので、私たちは雨具を持って来ていなかった。かろうじて、座布団代わりにしようと持ってきていた古新聞を頭にかぶって、雨をしのぐ。雨は小雨になったり少し大粒になったりしながら、一時はもう少ししたら止むかもしれないと思えるほどになっていた。
雨が小降りになったスキを狙って、Oさんが日本から持ってきてくださっていたお菓子をいただく。ワサビ味の柿の種と、懐かしのチロルチョコ。柿の種を食べること自体久しぶりだったし、ワサビ味の柿の種があることも初めて知った。適度なワサビの香りが後を引くおいしさだった。
だが無情にも、花火の開始時間20時を目前に、19時30分ころから雨は本降りに。それまで約1時間、何とか止んでくれないかと祈るような気持ちで待機していた私たちも、さすがにこの降りではダメだとあきらめて引き上げることにした。他にも、特に小さな子供連れの人たちなどは、この時点でけっこう帰って行った。
花火大会は毎年観て今年で4回目だが、雨で観られなくなったのは今回が初めてだ。残念だが仕方がない。ホテルへ戻るOさんとはそのまま別れ、私たちはアパートへと。アパートへ向かう途中、その雨の中でもビーチへ向かう人とたくさんすれ違った。すごい根性だ。
家に戻り、濡れた服を着替えたりしていると、やがて花火が打ち上げられる音が聞こえ始めた。今年は、アパートの階段の踊り場の窓から見える範囲の花火で我慢。
花火が打ち上げられている間も雨脚は弱まらず、あきらめて帰ってくる人の姿も見かけたし、逆にビーチに向かう人の姿も見かけた。
つづく
Posted by dilbelau at 21:24│Comments(0)
│広安里花火祭り