2010年12月17日
ノ・ムヒョン前大統領の墓地 3
つづき
ノ・ムヒョン前大統領の生家のすぐ裏手には、前大統領が退任後住んでいた住居がある。韓国の大統領はたいてい退任後もソウルで暮らすことが多い中、ノ・ムヒョン前大統領は故郷であるここポンハマウルに戻り、市民民主主義と進歩の未来を研究したり、農村の手入れをしたりしながらここで暮らしていたそうだ。
自然に優しい土と木を主材料に建てた住居は、背面にある山との調和を考えて屋根の低い作りにし、そのため 「지붕 낮은 집(屋根の低い家)」 とも呼ばれていたのだそうだ。
その住居を左手に進んでいくと、봉화산(烽火山)という山のふもとに整備された墓地が見えてくる。山の上に見えている大きな岩(▼)は、사자바위(獅子岩)と呼ばれる。

烽火山は海抜140mという低い山ではあるが、この獅子岩から見ると24万坪もの平野と村、遠く화포천(花浦川)まで一目で見渡すことができる。そのため 「低いけれど高い山」 だとノ・ムヒョン前大統領が言った場所が、この獅子岩なのだそうだ。ちなみに花浦川(ファポチョン)は 「韓国の美しい河川100選」 に選定された、国内最大の河川型湿地なのだそうだ。
さて、墓地に近づいていくと澄んだ水をたたえた大きな水盤(▼)が見えてくる。全国各地から前大統領を偲んで訪れた人たちが、墓地で参拝する前に心を静めるためにと準備された水盤なのだそうだ。

この水盤と墓地の間の地面には、文字が書かれた正方形の石がたくさん埋め込まれている(▼)。

これらの石はこの墓地を造成するときに整備したもので、全部で8,000個あるそうだ。1つ5万ウォンを支払えば、自分の名前や前大統領への追悼の言葉などを刻んでくれるのだそうだ。Kさんも申し込もうかと思っていたが、刻む文章を考えている間に締め切られてしまったのだそう。
現在も、どうすれば自分も参加できるのかという問合せがあるそうだが、今のところ追加募集はしていないそうだ。後に、近くのイチゴ畑を記念公園として造成するときに、追加募集するかもしれないとのこと。

献花台の向こうに墓地が見えてきた。

故ノ・ムヒョン前大統領は遺言により火葬され、この大きな碑石の下に遺骨が眠っている(▼)。碑石には 「대통령 노무현(大統領 ノ・ムヒョン)」 と刻まれている。碑石は縦2.5m、横2m、重さは5トンあるそうだ。この墓地は ”国家保存墓地1号” に指定されているそうだ。

「小さな碑石を1つ残してくれればいい」 という遺言に従い、簡素にこの岩を碑石を兼ねてお墓のようにしつらえたそうだ。遺骨は白磁陶磁器に収められ、さらにそれが蓮の花の形をした石の容器に収められて、参与した政府の記録DVDなどと共にこの碑石の下に収められている。

また、碑石の下にある鋼板と墓地を取り巻いている柵のような鋼板は、大気中で腐食に強い性質の耐朽性の鋼板を使っているのだそうだ。一般の鉄を腐食させるサビとは違い、耐朽性鋼板はサビがつくことで腐食を防ぐコーティングの役割をしてくれるのだそうだ。
一見、赤茶けてさびているように見えるが、さびているのではなく保護膜を生成しているということらしい。現在は赤褐色だが、時間の経過とともに暗褐色に変化し落ち着いていくのだそうだ。
このような耐朽性鋼板を使っているため、時が過ぎても決して変わることなく大統領の精神と価値を守り続けることができるのだそうだ。
献花用の白い菊の花を1輪ずつ手にした人たちが大勢、お墓にお参りしにきた。

横5人ずつぐらい整列し、1列ずつ献花をし黙祷を捧げている。


つづく
ノ・ムヒョン前大統領の生家のすぐ裏手には、前大統領が退任後住んでいた住居がある。韓国の大統領はたいてい退任後もソウルで暮らすことが多い中、ノ・ムヒョン前大統領は故郷であるここポンハマウルに戻り、市民民主主義と進歩の未来を研究したり、農村の手入れをしたりしながらここで暮らしていたそうだ。
自然に優しい土と木を主材料に建てた住居は、背面にある山との調和を考えて屋根の低い作りにし、そのため 「지붕 낮은 집(屋根の低い家)」 とも呼ばれていたのだそうだ。
その住居を左手に進んでいくと、봉화산(烽火山)という山のふもとに整備された墓地が見えてくる。山の上に見えている大きな岩(▼)は、사자바위(獅子岩)と呼ばれる。
烽火山は海抜140mという低い山ではあるが、この獅子岩から見ると24万坪もの平野と村、遠く화포천(花浦川)まで一目で見渡すことができる。そのため 「低いけれど高い山」 だとノ・ムヒョン前大統領が言った場所が、この獅子岩なのだそうだ。ちなみに花浦川(ファポチョン)は 「韓国の美しい河川100選」 に選定された、国内最大の河川型湿地なのだそうだ。
さて、墓地に近づいていくと澄んだ水をたたえた大きな水盤(▼)が見えてくる。全国各地から前大統領を偲んで訪れた人たちが、墓地で参拝する前に心を静めるためにと準備された水盤なのだそうだ。
この水盤と墓地の間の地面には、文字が書かれた正方形の石がたくさん埋め込まれている(▼)。
これらの石はこの墓地を造成するときに整備したもので、全部で8,000個あるそうだ。1つ5万ウォンを支払えば、自分の名前や前大統領への追悼の言葉などを刻んでくれるのだそうだ。Kさんも申し込もうかと思っていたが、刻む文章を考えている間に締め切られてしまったのだそう。
現在も、どうすれば自分も参加できるのかという問合せがあるそうだが、今のところ追加募集はしていないそうだ。後に、近くのイチゴ畑を記念公園として造成するときに、追加募集するかもしれないとのこと。
献花台の向こうに墓地が見えてきた。
故ノ・ムヒョン前大統領は遺言により火葬され、この大きな碑石の下に遺骨が眠っている(▼)。碑石には 「대통령 노무현(大統領 ノ・ムヒョン)」 と刻まれている。碑石は縦2.5m、横2m、重さは5トンあるそうだ。この墓地は ”国家保存墓地1号” に指定されているそうだ。
「小さな碑石を1つ残してくれればいい」 という遺言に従い、簡素にこの岩を碑石を兼ねてお墓のようにしつらえたそうだ。遺骨は白磁陶磁器に収められ、さらにそれが蓮の花の形をした石の容器に収められて、参与した政府の記録DVDなどと共にこの碑石の下に収められている。
また、碑石の下にある鋼板と墓地を取り巻いている柵のような鋼板は、大気中で腐食に強い性質の耐朽性の鋼板を使っているのだそうだ。一般の鉄を腐食させるサビとは違い、耐朽性鋼板はサビがつくことで腐食を防ぐコーティングの役割をしてくれるのだそうだ。
一見、赤茶けてさびているように見えるが、さびているのではなく保護膜を生成しているということらしい。現在は赤褐色だが、時間の経過とともに暗褐色に変化し落ち着いていくのだそうだ。
このような耐朽性鋼板を使っているため、時が過ぎても決して変わることなく大統領の精神と価値を守り続けることができるのだそうだ。
献花用の白い菊の花を1輪ずつ手にした人たちが大勢、お墓にお参りしにきた。
横5人ずつぐらい整列し、1列ずつ献花をし黙祷を捧げている。
つづく
Posted by dilbelau at 22:02│Comments(0)
│金海