2010年12月09日
コロッケカレー
仁済大学内の金学洙記念博物館で、写真家・藤本巧氏の写真展 「KARABITO 日本人が見た韓国 1969~2010」 を堪能し、大学を後にする。ちょうどお昼どきでおなかが空いていたので、その辺りで何か食べて帰ろうと少し歩いてみる。やはり大学の近くなので賑やかだ。
ある建物の前に出ていた看板の 「일본 카레(日本のカレー)」 という文字と、日本語で書かれた 「おいしいよ」 という文字が目にとまった。日本式のカレーを出すレストランは、日本式ラーメンの店と同じくそう珍しくはない。店によって味はさまざまだが、さてこの店のカレーはいかに。店の入り口のある2階へと上がってみた。
女の子が好みそうなこじゃれた雰囲気の店内。


「健康一番」 などと日本語が書かれた絵が壁にかけられていたり、日本人形風の置物が飾られていたり。仁済大学の学生らしき若い人たちが数組入っていた。


カレー専門店らしく、卵をトッピングした卵カレーや、コロッケカレー、唐揚げカレーなどのメニューが並ぶ。その他、たこ焼きやうどん・カレーうどんなども。私はコロッケカレー(5,400w)を注文。ランチタイムはサービスでもれなくコーラがついてくるそうだ。
カレーは 「普通の味」 と 「辛い味」 がありますが、と女性店員さん。「辛い味」 は相当辛いのかと尋ねる私に、「まあたいていの方はおいしく召し上がっていかれます」 との返答。一瞬 「辛い味」 にしてみようかと思ったが、いやいや待て待て。これでいつも失敗しているではないかと、学習能力を発揮して 「普通の味」 にした。韓国人の ”それほど辛くない” が、私にとっては ”泣けてくるほど辛い” ということが今までに何度あったことか・・・。
まず持ってきてくれたのはお箸とスプーンのセットなのだが、このスプーン、さじの部分に顔が描いてある(もともとそういうデザインのスプーンらしい)。

続いて、キムチ・ピクルスとお味噌汁。韓国では ”日本式” の料理とあらば、カレーライスにもお味噌汁がついてくることが多い。日本人にとってはミスマッチングだが、こちらでは日本食というのはそういうイメージなのだろう。また逆に ”日本式” の料理でも、必ずキムチはついてくる。これだけは日本食だろうが絶対に外せないのだろう。

さて、いよいよコロッケカレーの登場だ。小さめのコロッケが2つトッピングされている。

ルーは日本のカレーの味そのものだ。日本で言う 「中辛」 ぐらいだろうか。やはり 「普通の味」 にしておいてよかった。具はほとんどない。長時間煮込んで溶け込んでいるタイプだろうか。味はけっこうおいしいのだが、具がないため好みが分かれるところかもしれない。
コロッケは・・・。コロッケっぽくはあるのだが、中身がほぼジャガイモのみのようでミンチは使っていないようだ。そのため味が薄い。外はカリッと中はふんわりと上手に揚がっているだけに、惜しい。これでミンチも混ぜれば、ほぼ日本のコロッケになるだろう。

食べていると、隣の席に大学生らしき男女が。何を注文したのだろうとさりげなく見てみると、エビフライが2匹トッピングされたカレーだった。おいしそうだ。私はメニューで見落としていたようだ。
まずまずおいしくいただいて、レジへ。調理しているのは日本人かと尋ねると、日本で料理を勉強してきた韓国人ですと。なるほど。レジのカウンターには、思いがけず日本の駄菓子とラムネ。「うまい棒」 は1本500w、ラムネは1本3,000wで販売していた。

店の名前は 「하레(はれ)」。その隣に日本語で 「きょうも」 と書かれているので、「今日も晴れ」 ということのようだが、「きょうも」 の 「も」 の縦線が妙なところで切れているため、はじめは何と書いてあるのか分からなかった。もらったレシートを見ると、ハングルで 「쿄우모하게」 (今日も晴れ)と書いてあった。


쿄우모하게(今日も晴れ)
金海市漁防洞459-12
(055) 333-0210
仁済大学正門に向かって左側へ歩くとすぐ。
ある建物の前に出ていた看板の 「일본 카레(日本のカレー)」 という文字と、日本語で書かれた 「おいしいよ」 という文字が目にとまった。日本式のカレーを出すレストランは、日本式ラーメンの店と同じくそう珍しくはない。店によって味はさまざまだが、さてこの店のカレーはいかに。店の入り口のある2階へと上がってみた。
女の子が好みそうなこじゃれた雰囲気の店内。
「健康一番」 などと日本語が書かれた絵が壁にかけられていたり、日本人形風の置物が飾られていたり。仁済大学の学生らしき若い人たちが数組入っていた。
カレー専門店らしく、卵をトッピングした卵カレーや、コロッケカレー、唐揚げカレーなどのメニューが並ぶ。その他、たこ焼きやうどん・カレーうどんなども。私はコロッケカレー(5,400w)を注文。ランチタイムはサービスでもれなくコーラがついてくるそうだ。
カレーは 「普通の味」 と 「辛い味」 がありますが、と女性店員さん。「辛い味」 は相当辛いのかと尋ねる私に、「まあたいていの方はおいしく召し上がっていかれます」 との返答。一瞬 「辛い味」 にしてみようかと思ったが、いやいや待て待て。これでいつも失敗しているではないかと、学習能力を発揮して 「普通の味」 にした。韓国人の ”それほど辛くない” が、私にとっては ”泣けてくるほど辛い” ということが今までに何度あったことか・・・。
まず持ってきてくれたのはお箸とスプーンのセットなのだが、このスプーン、さじの部分に顔が描いてある(もともとそういうデザインのスプーンらしい)。
続いて、キムチ・ピクルスとお味噌汁。韓国では ”日本式” の料理とあらば、カレーライスにもお味噌汁がついてくることが多い。日本人にとってはミスマッチングだが、こちらでは日本食というのはそういうイメージなのだろう。また逆に ”日本式” の料理でも、必ずキムチはついてくる。これだけは日本食だろうが絶対に外せないのだろう。
さて、いよいよコロッケカレーの登場だ。小さめのコロッケが2つトッピングされている。
ルーは日本のカレーの味そのものだ。日本で言う 「中辛」 ぐらいだろうか。やはり 「普通の味」 にしておいてよかった。具はほとんどない。長時間煮込んで溶け込んでいるタイプだろうか。味はけっこうおいしいのだが、具がないため好みが分かれるところかもしれない。
コロッケは・・・。コロッケっぽくはあるのだが、中身がほぼジャガイモのみのようでミンチは使っていないようだ。そのため味が薄い。外はカリッと中はふんわりと上手に揚がっているだけに、惜しい。これでミンチも混ぜれば、ほぼ日本のコロッケになるだろう。
食べていると、隣の席に大学生らしき男女が。何を注文したのだろうとさりげなく見てみると、エビフライが2匹トッピングされたカレーだった。おいしそうだ。私はメニューで見落としていたようだ。
まずまずおいしくいただいて、レジへ。調理しているのは日本人かと尋ねると、日本で料理を勉強してきた韓国人ですと。なるほど。レジのカウンターには、思いがけず日本の駄菓子とラムネ。「うまい棒」 は1本500w、ラムネは1本3,000wで販売していた。
店の名前は 「하레(はれ)」。その隣に日本語で 「きょうも」 と書かれているので、「今日も晴れ」 ということのようだが、「きょうも」 の 「も」 の縦線が妙なところで切れているため、はじめは何と書いてあるのか分からなかった。もらったレシートを見ると、ハングルで 「쿄우모하게」 (今日も晴れ)と書いてあった。
쿄우모하게(今日も晴れ)
金海市漁防洞459-12
(055) 333-0210
仁済大学正門に向かって左側へ歩くとすぐ。
Posted by dilbelau at 21:19│Comments(2)
│カレーライス
この記事へのコメント
書き込みが数日ずれて遅くなりましたが、、、金海にこられていたんですね。
わたしのアパートは<クサンドン>というらしい?笑笑、、場所にありまして、インジェ大学からは少し離れています。
でも、以前にこの大学には行ったことがあります。
私の妻のお友達の旦那様が、以前この大学の事務方の仕事をしておられたそうで、それで車で簡単に構内をひとまわり案内してもらいました。そばに、こんな<カレー屋さん>があるとは知りませんでした。
次回、金海にお越しの際はお知らせください。
わたしのアパートは<クサンドン>というらしい?笑笑、、場所にありまして、インジェ大学からは少し離れています。
でも、以前にこの大学には行ったことがあります。
私の妻のお友達の旦那様が、以前この大学の事務方の仕事をしておられたそうで、それで車で簡単に構内をひとまわり案内してもらいました。そばに、こんな<カレー屋さん>があるとは知りませんでした。
次回、金海にお越しの際はお知らせください。
Posted by 金海のおじさん at 2010年12月12日 20:20
金海のおじさん さま
金海には釜山ほど日本人が住んでいるわけではないでしょうから、あんなところで日本風カレー屋さんに出会うとは、私も意外でした。
金海といえば、実はつい昨日もノ・ムヒョン元大統領の生家のあるポンハマウルへ行ってきました。最近金海づいています。
次回行くときには、ご連絡させていただきます。
金海には釜山ほど日本人が住んでいるわけではないでしょうから、あんなところで日本風カレー屋さんに出会うとは、私も意外でした。
金海といえば、実はつい昨日もノ・ムヒョン元大統領の生家のあるポンハマウルへ行ってきました。最近金海づいています。
次回行くときには、ご連絡させていただきます。
Posted by dilbelau
at 2010年12月12日 22:57
