2010年11月02日
無対策が対策??
つづき
今年で第6回目であった広安里の花火大会。今年は特に人出が多く、大会が終わった後に安全対策が問題視されている。以下、노컷뉴스(nocutnews)2010年10月29日記事・강동수記者より
先ほど開かれた釜山世界花火祭りは、240万人という大勢の人が押し寄せて成功裏に幕を閉じたが、安全に対する主催側の準備はそれこそ無対策レベルだったという批判が相次いでいる。
これを受けて警察は、観覧客の数を制限して非常通路を確保するなどの安全対策を推進するようにすると述べたが、一部論議とともに事の成り行きが注目されている。
去る21日から23日まで3日間にわたった行事日程のおかげで、見所が一層たくさんあった今年の釜山世界花火祭りは、祭りの最終日である23日一日だけで170万人が詰めかけるなど、総観覧客240万人という記録的な人出を集めた。
しかし、量的・質的成長を謳歌し、6年連続で行事を成功させたという内外の評価にもかかわらず、安全や秩序の問題からは多くの限界が露出した。
特に、無対策レベルである安全管理は、釜山花火祭りにおいて最も憂慮すべきことだ。
狭い海辺の空間に100万を超える人出が集中し、広安里海辺道路はもちろん海水浴場進入路と細い道路全体に、最小限の非常通路や救急車の移動路さえ全く確保できずにいるからだ。
毎年行事最終日には、警察の統制線は際限なく押し寄せる人の波に簡単に壊され、非常状況に対処するための最小限の空間もなくなる。
通行人たちは前後左右に気を配る余裕もなく、ただ人の波に押されて移動し、一旦海辺に座ると行事が終わる時間まで、トイレに行くことさえできないまま身動きもできない。
もしも転んだり下敷きになったりするという事故に巻き込まれても、周りの人や安全要員に助けてもらうことは難しく、きちんとした救急処置を受けることもできないことは勿論、将棋倒しによる圧死事故など大惨事まで起こり得る。
会場の勤務に投入された警官たちは、人の波に押され転んだり人の下敷きになったりする老人や弱者をそのおりおりに発見しはしても、自分たちさえ体を支えることができない状況ではお手上げ状態だったと、ひやりとした経験談を打ち明けさえした。
実際に各種行事があるたびに、圧死事故につながりかねない危機が続出しており、今年も広安里入り口海辺道路側で似たような事故が続いていると報告されている。
これを受けて警察は、行事の直後数回の対策会議を開き、来年の行事のときからは安全を最優先する警備対策を準備するようにするという立場を決めた。
釜山警察庁김성수警備課長は 「釜山市は行事の興行可否に多くの関心を持っているようだが、警察の立場からは安全問題が最優先となるよりほかない。無条件で多くの観覧客数を強調することよりも、厳格な実測を通して正確な人手を集計し、状況に見合うように統制する行事対策が必要だ」 と強調した。
警察はまず海岸道路と細い道路に必ず非常通路を確保するようにし、行事会場各進入路ごとに統制線を引き、段階別・体系的に観覧客を入場させる方法を構想している。
釜山全体の機動中隊をはじめとし、地域警察の力を総動員しても秩序の維持に限界があるため、他の地方庁に人力支援を要請することにした。
何より秩序と安全の管理を可能にするために、一定水準以上の人出が会場に押し寄せないよう、観覧客数を制限する法案も検討することにした。
警察のある関係者は 「日本の場合、ものすごい数の人出が集中する行事には、観覧客の上限線を決めて統制しており、釜山花火祭りのときも安全を保証することができないレベルの人出が押し寄せた場合、一部を追い返すという積極的な対応が必要だ」 と所見を述べた。
警察は、近いうちに市議の協議を通じ、新しい安全対策を用意し来年の行事のときから適用させる方針であり、観覧制限をめぐる論議と同時に事の成り行きが注目されている。

今年で第6回目であった広安里の花火大会。今年は特に人出が多く、大会が終わった後に安全対策が問題視されている。以下、노컷뉴스(nocutnews)2010年10月29日記事・강동수記者より
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『無対策が対策?』 釜山花火祭り安全問題再び
先ほど開かれた釜山世界花火祭りは、240万人という大勢の人が押し寄せて成功裏に幕を閉じたが、安全に対する主催側の準備はそれこそ無対策レベルだったという批判が相次いでいる。
これを受けて警察は、観覧客の数を制限して非常通路を確保するなどの安全対策を推進するようにすると述べたが、一部論議とともに事の成り行きが注目されている。
去る21日から23日まで3日間にわたった行事日程のおかげで、見所が一層たくさんあった今年の釜山世界花火祭りは、祭りの最終日である23日一日だけで170万人が詰めかけるなど、総観覧客240万人という記録的な人出を集めた。
しかし、量的・質的成長を謳歌し、6年連続で行事を成功させたという内外の評価にもかかわらず、安全や秩序の問題からは多くの限界が露出した。
特に、無対策レベルである安全管理は、釜山花火祭りにおいて最も憂慮すべきことだ。
狭い海辺の空間に100万を超える人出が集中し、広安里海辺道路はもちろん海水浴場進入路と細い道路全体に、最小限の非常通路や救急車の移動路さえ全く確保できずにいるからだ。
毎年行事最終日には、警察の統制線は際限なく押し寄せる人の波に簡単に壊され、非常状況に対処するための最小限の空間もなくなる。
通行人たちは前後左右に気を配る余裕もなく、ただ人の波に押されて移動し、一旦海辺に座ると行事が終わる時間まで、トイレに行くことさえできないまま身動きもできない。
もしも転んだり下敷きになったりするという事故に巻き込まれても、周りの人や安全要員に助けてもらうことは難しく、きちんとした救急処置を受けることもできないことは勿論、将棋倒しによる圧死事故など大惨事まで起こり得る。
会場の勤務に投入された警官たちは、人の波に押され転んだり人の下敷きになったりする老人や弱者をそのおりおりに発見しはしても、自分たちさえ体を支えることができない状況ではお手上げ状態だったと、ひやりとした経験談を打ち明けさえした。
実際に各種行事があるたびに、圧死事故につながりかねない危機が続出しており、今年も広安里入り口海辺道路側で似たような事故が続いていると報告されている。
これを受けて警察は、行事の直後数回の対策会議を開き、来年の行事のときからは安全を最優先する警備対策を準備するようにするという立場を決めた。
釜山警察庁김성수警備課長は 「釜山市は行事の興行可否に多くの関心を持っているようだが、警察の立場からは安全問題が最優先となるよりほかない。無条件で多くの観覧客数を強調することよりも、厳格な実測を通して正確な人手を集計し、状況に見合うように統制する行事対策が必要だ」 と強調した。
警察はまず海岸道路と細い道路に必ず非常通路を確保するようにし、行事会場各進入路ごとに統制線を引き、段階別・体系的に観覧客を入場させる方法を構想している。
釜山全体の機動中隊をはじめとし、地域警察の力を総動員しても秩序の維持に限界があるため、他の地方庁に人力支援を要請することにした。
何より秩序と安全の管理を可能にするために、一定水準以上の人出が会場に押し寄せないよう、観覧客数を制限する法案も検討することにした。
警察のある関係者は 「日本の場合、ものすごい数の人出が集中する行事には、観覧客の上限線を決めて統制しており、釜山花火祭りのときも安全を保証することができないレベルの人出が押し寄せた場合、一部を追い返すという積極的な対応が必要だ」 と所見を述べた。
警察は、近いうちに市議の協議を通じ、新しい安全対策を用意し来年の行事のときから適用させる方針であり、観覧制限をめぐる論議と同時に事の成り行きが注目されている。
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Posted by dilbelau at 17:39│Comments(2)
│広安里花火祭り
この記事へのコメント
こんな混雑風景を見ると浜辺で花火観賞にちょっと引いてしまいます。
来年はホテル「dilbelau」を予約しないと行けないですね(*^-^*)
来年はホテル「dilbelau」を予約しないと行けないですね(*^-^*)
Posted by う~にゃん at 2010年11月16日 14:55
う~にゃん さま
写真をあらためて見ると、確かにいつ事故が起きてもおかしくないような状況ではありますよね。
「ホテルdilbelau」 ですか(笑) 超高級なので高いですよ~ナンテ ^^
写真をあらためて見ると、確かにいつ事故が起きてもおかしくないような状況ではありますよね。
「ホテルdilbelau」 ですか(笑) 超高級なので高いですよ~ナンテ ^^
Posted by dilbelau
at 2010年11月16日 17:23
