2010年06月10日
「一盌(いちわん)からピースフルネスを」
つづき
いよいよ、茶道裏千家の前(第15代)家元・鵬雲斎千玄室大宗匠の特別講演が始まる。直接お姿を拝見するのは初めてだが、圧倒的な存在感を感じさせる。今年で87歳の方とはとてもとても思えない。背筋もピンと伸びて姿勢がよくて身のこなしも軽く、声も朗々として聴く者を引きつける。

また時折見せられる笑顔はとても柔和で、こちらの心をほっとさせてくれる。

千玄室大宗匠の 『一盌(いちわん)からピースフルネスを』 という著作の著者略歴や、裏千家のHPによると・・・、
1923年、茶道裏千家十四代家元淡々斎宗室の長男として京都市に生まれる。1946年同志社大学卒業後、ハワイ大学修学。1949年、大徳寺派管長後藤瑞巌老師について得度、鵬雲斎玄秀宗興居士の斎号ならびに安名道号を受ける。1964年、茶道裏千家第十五代家元となり千宗室を襲名。
茶道の普及を願い、「一盌(いちわん)からピースフルネスを」 をターゲットに世界各国を行脚。現在の茶道国際化時代をもたらした。1989年文化功労者国家顕彰、1994年勲二等旭日重光章、1997年には茶道界初の文化勲章を受章した。役職は茶道関係のほか、日本国連協会会長、中国芸術研究院芸術顧問など国内外に百を超える。2002年、嫡男に家元を継承、家例に従い千玄室を名乗る。
また、平成3年、外国人として初の論文審査による哲学博士号を中国・南開大学より授与され、平成20年、韓国・中央大学校より文学博士号を授与される。また世界の多くの大学で日本文化・茶道の講座を開設し、ハワイ大学、翰林大学(韓国)、ブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ)、ローマ大学(イタリア)、同志社大学等、内外の15大学より名誉学位及博士号を受けている。
・・・のだそうだ。
今までに訪れた国は62カ国、300回以上にわたる ”茶道外交” を続け、2005年には外務省から初の日本・国連親善大使に任命され、2008年に再委嘱を受けたのだそうだ。
千玄室大宗匠が提唱する 「一盌(いちわん)からピースフルネスを」 という理念。お茶席においては身分の上下など全く関係なく、同じ人間として皆が平等なのだという考え。
円いお茶碗は丸い地球を表し、お茶碗の中の鮮やかな緑色のお茶は地球上の自然を表す。地球上に住まわせてもらっていることに感謝し、また豊かな自然に感謝することを忘れてはならない。お茶席に集まった人たちは、お茶というものを通じて一つになる。たった一盌(いちわん)のお茶だけれども、それが人と人との和(輪)を作りやがては世界平和へと・・・。
お茶と平和について熱く語る千玄室大宗匠のお話を聴いていると、同じように 「一盌(いちわん)からピースフルネスを」、「和敬清寂」 という言葉を引いて、お茶の精神を教えて下さった私たちのお茶の先生のことを思い出す。
2年前の10月に91歳で亡くなられた先生は、お稽古の後にはお手製のおはぎや大学芋などを出してくださったり、時には夕飯も食べていきなさいとおいしい手料理をご馳走してくださったりと、お茶のお稽古以外でも大変お世話になった。
国家試験受験前、お守り代わりに試験会場に持って行きたいから何か一言書いて欲しいと頼む私たちに、「必勝」 と書いて持たせて下さった先生。国家試験合格の知らせに、心から喜んで下さった先生。
就職して現場に出てからは、つらいことがあってもお稽古に行って先生とお話をしていると、不思議と心が穏やかに落ち着いて、また新たな気持ちで頑張ろうという気分になったものだった。
千玄室大宗匠の講演を聴いていると、そんな先生との思い出をあれこれと思い出し、優しかった先生のお声が聞こえてくるようで、思わず熱いものがこみ上げてきた。
しばらくお茶のお稽古から遠ざかってしまっていたが、これを機に、韓国で茶道の教室に通うのもいいなと思った。
つづく
いよいよ、茶道裏千家の前(第15代)家元・鵬雲斎千玄室大宗匠の特別講演が始まる。直接お姿を拝見するのは初めてだが、圧倒的な存在感を感じさせる。今年で87歳の方とはとてもとても思えない。背筋もピンと伸びて姿勢がよくて身のこなしも軽く、声も朗々として聴く者を引きつける。
また時折見せられる笑顔はとても柔和で、こちらの心をほっとさせてくれる。
千玄室大宗匠の 『一盌(いちわん)からピースフルネスを』 という著作の著者略歴や、裏千家のHPによると・・・、
1923年、茶道裏千家十四代家元淡々斎宗室の長男として京都市に生まれる。1946年同志社大学卒業後、ハワイ大学修学。1949年、大徳寺派管長後藤瑞巌老師について得度、鵬雲斎玄秀宗興居士の斎号ならびに安名道号を受ける。1964年、茶道裏千家第十五代家元となり千宗室を襲名。
茶道の普及を願い、「一盌(いちわん)からピースフルネスを」 をターゲットに世界各国を行脚。現在の茶道国際化時代をもたらした。1989年文化功労者国家顕彰、1994年勲二等旭日重光章、1997年には茶道界初の文化勲章を受章した。役職は茶道関係のほか、日本国連協会会長、中国芸術研究院芸術顧問など国内外に百を超える。2002年、嫡男に家元を継承、家例に従い千玄室を名乗る。
また、平成3年、外国人として初の論文審査による哲学博士号を中国・南開大学より授与され、平成20年、韓国・中央大学校より文学博士号を授与される。また世界の多くの大学で日本文化・茶道の講座を開設し、ハワイ大学、翰林大学(韓国)、ブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ)、ローマ大学(イタリア)、同志社大学等、内外の15大学より名誉学位及博士号を受けている。
・・・のだそうだ。
今までに訪れた国は62カ国、300回以上にわたる ”茶道外交” を続け、2005年には外務省から初の日本・国連親善大使に任命され、2008年に再委嘱を受けたのだそうだ。
千玄室大宗匠が提唱する 「一盌(いちわん)からピースフルネスを」 という理念。お茶席においては身分の上下など全く関係なく、同じ人間として皆が平等なのだという考え。
円いお茶碗は丸い地球を表し、お茶碗の中の鮮やかな緑色のお茶は地球上の自然を表す。地球上に住まわせてもらっていることに感謝し、また豊かな自然に感謝することを忘れてはならない。お茶席に集まった人たちは、お茶というものを通じて一つになる。たった一盌(いちわん)のお茶だけれども、それが人と人との和(輪)を作りやがては世界平和へと・・・。
お茶と平和について熱く語る千玄室大宗匠のお話を聴いていると、同じように 「一盌(いちわん)からピースフルネスを」、「和敬清寂」 という言葉を引いて、お茶の精神を教えて下さった私たちのお茶の先生のことを思い出す。
2年前の10月に91歳で亡くなられた先生は、お稽古の後にはお手製のおはぎや大学芋などを出してくださったり、時には夕飯も食べていきなさいとおいしい手料理をご馳走してくださったりと、お茶のお稽古以外でも大変お世話になった。
国家試験受験前、お守り代わりに試験会場に持って行きたいから何か一言書いて欲しいと頼む私たちに、「必勝」 と書いて持たせて下さった先生。国家試験合格の知らせに、心から喜んで下さった先生。
就職して現場に出てからは、つらいことがあってもお稽古に行って先生とお話をしていると、不思議と心が穏やかに落ち着いて、また新たな気持ちで頑張ろうという気分になったものだった。
千玄室大宗匠の講演を聴いていると、そんな先生との思い出をあれこれと思い出し、優しかった先生のお声が聞こえてくるようで、思わず熱いものがこみ上げてきた。
しばらくお茶のお稽古から遠ざかってしまっていたが、これを機に、韓国で茶道の教室に通うのもいいなと思った。
つづく
Posted by dilbelau at 15:34│Comments(2)
│文化・芸術・エンタメ
この記事へのコメント
dilbelau さん こんばんは。
貴方のブログに、「一盌からピースフルネスを」 のことばと,大宗匠のお写真を見つけてビックリしました。
私は裏千家の一門弟なんです。
是非,茶道を再開されると言いと思いますよ(^^)
貴方のブログに、「一盌からピースフルネスを」 のことばと,大宗匠のお写真を見つけてビックリしました。
私は裏千家の一門弟なんです。
是非,茶道を再開されると言いと思いますよ(^^)
Posted by 宙
at 2010年06月10日 21:58

宙 さま
以前の記事に、お茶のお稽古に使われた茶花のことを買いていらっしゃったので、お茶を習っていらっしゃるんだなとは思っていましたが、同じ裏千家でしたか。
そうですね。
家から近いところにもお茶の教室を開いているところがあるので、これを機に一度門を叩いてみようかと思います。
以前の記事に、お茶のお稽古に使われた茶花のことを買いていらっしゃったので、お茶を習っていらっしゃるんだなとは思っていましたが、同じ裏千家でしたか。
そうですね。
家から近いところにもお茶の教室を開いているところがあるので、これを機に一度門を叩いてみようかと思います。
Posted by dilbelau
at 2010年06月10日 22:11
