2010年05月22日

'10.5.22(土)金色に光る仏像 

つづき

本殿のそばにある鐘楼の近くでは、珍しい光景を目にした。鐘楼のそばに立っている1本の木の根元あたりに、金色の小さな仏像(?)のようなものが設置され、人びとがその仏像にお参りしようと行列を作っているのだ。

10.5.22(土)金色に光る仏像 

金色に輝く仏像のまわりにはカラフルな蓮の花が飾られ、木の枝からもたくさんの蓮の花が吊り下げられて、とにかく華やかな雰囲気。仏像は、小さな水盤の中央に立つように設置されている。仏像のそばにはお賽銭箱らしきものもある。

10.5.22(土)金色に光る仏像 

お参り(?)する人は、仏像の上部にある蓮の花の形をした部分に、小さな木の柄杓で水をかけている。

ちなみにこの女性(▲)の左手が、右手の肘の辺りに添えられているが、これは韓国でのマナーの一つ。
韓国では、目上の人と何かを受渡ししたり握手をしたりするとき、片手では行なわない。反対側の(空いている方の)手を、このように添えるのが丁寧だとされる。

この金色の仏像、よくよく見てみると頭の部分に透明のビニール製の笠をかぶせてもらっている。参拝者が蓮の花の部分にかけた水が、その下の龍の口から流れ出てくるのだが、その水が仏像の頭に直接かからないようにということらしい。

10.5.22(土)金色に光る仏像 

本殿前にある階段の横では、韓服姿の女性が立って参拝者たちににこやかに挨拶していた。

10.5.22(土)金色に光る仏像 

さて私たちは、巨大な仏像のあるところへとさらに坂道を上がって行った。坂道の両側には、この 「옥련선원(玉蓮禅院)」 附属の幼稚園の園児たちが書いた絵などが展示されていた。

10.5.22(土)金色に光る仏像 

巨大仏像のあるところまで上がると、先ほど私たちが並んで食べたのと同じククスとチヂミが、テントの下で売られていた。先ほどの売り場は混雑していて気付かなかったが、この食べ物の売り上げを恵まれない人たちのために寄付するというものだったのだ。テントの下で立ち働いている女性たちは、このお寺の合唱団のメンバーの方のようだ。

10.5.22(土)金色に光る仏像 

話に聞いていた、お釈迦様の生誕日にお寺で振る舞われる食事というのは、別の場所で配られていた(▼)。こちらでは、塩味のきいた白飯・キムチ・韓国のりを1セットとして、1人1セットずつ配っていた。

10.5.22(土)金色に光る仏像 

受け取ったこの振る舞いご飯や、テントで求めたククスやチヂミなどを、やはり黒い天幕の下で食べている大勢の人々(▼)。

10.5.22(土)金色に光る仏像 

つづく


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