2010年05月05日
'10.5.5(水)フンブとノルブのお話
つづく
こちらのおうちは 「흥부집(フンブの家)」。

こちらは 「놀부집(ノルブの家)」。

「흥부(フンブ)」 と 「놀부(ノルブ)」 というのは、韓国の有名な昔話の題名にもなっている、兄弟の名前。意地悪なお兄さん・ノルブと、心優しい弟・フンブの話だ。
以下、その 「フンブとノルブ」 のお話。
昔々あるところに、意地悪なお兄さんのノルブと、心の優しいフンブが住んでいました。ある日、亡くなったお父さんとお母さんが残した財産を、ノルブだけで独り占めしようと、フンブ家族を家から追い出してしまいました。
追い出されたフンブは、家族のために一生懸命働きましたが、いつも貧乏でした。毎日おなかが空いたと泣く子供たちを見るに見かねて、フンブはお兄さんの家を訪ねました。フンブは 「お兄さん、家の子供たちはおなかが空いたと泣いています。お米を少しだけ分けてください。」 とお兄さんにお願いしました。ところが、ノルブは 「ふん!お前たちにやる米など一粒もない!さっさと帰れ!」 と怒り、フンブを追い返してしまいました。
ある年の春、フンブの家の軒下にあったツバメの巣から、ツバメの赤ちゃんが落っこちて、足が折れてしまいました。 「ああ、ツバメの赤ちゃん、かわいそうに。足が折れてしまったんだなぁ。私が直してやろう。」 フンブは心をこめてツバメを治療してやりました。秋になり元気に育ったツバメの赤ちゃんたちは、お母さんツバメと南に飛んでいきました。
一年が過ぎ、また春がやってきました。去年南に飛んでいった、足を怪我したツバメもまた戻ってきました。ところがそのツバメは、ひょうたんの種を一つくわえていました。怪我をしていたツバメはその種を、フンブの家の庭に落としていきました。フンブはツバメが落とした種を拾い、塀の下に植えて大切に育てました。秋になりひょうたんのつるは屋根を覆い、大きな大きなひょうたんがふさふさ実をつけました。
フンブの家族は、ふさふさなったひょうたんの実を割ってみることにしました。ギコギコのこぎりで切ってみると、ひょうんが割れました。ところが、突然大きなひょうたんからお米があふれ出てきました。びっくり驚いたフンブの家族たちは、二つ目のひょうたんを割ってみることにしました。二つ目のひょうたんからは金銀財宝が一抱え出てきました。去年足を怪我したツバメが、フンブに恩返しするため魔法のひょうたんの種を持ってきたのでした。フンブの家はお金持ちになりました。
この話を聞いた欲深いノルブは、わざとツバメの足を折り 「ああ、ツバメの赤ちゃんかわいそうに。足が折れてしまったんだなぁ。私が直してやろう。」 と言い、適当に治療してやるふりをしました。ノルブに足を折られたツバメも、秋になり南に飛んでいきました。
それから二年目の春に帰ってきたツバメは、ノルブの家の庭にひょうたんの種を一つ落として飛んで行きました。ノルブは喜んで、ひょうたんの種を植えました。ノルブの家の屋根にも、とっても大きなひょうたんがふさふさなりました。秋になりノルブはひょうたんを割ってみました。ところが、ノルブが割ったひょうたんから突然、オニたちが出てきました。オニたちはノルブの家を全部壊して、どこかへ行ってしまいました。ノルブの家にあるものは、何もなくなってしまいました。
この話を耳にした心の優しいフンブは、お兄さんと一緒に暮らすことにしました。ノルブは今までの自分の欲深さと、弟を助けなかった愚かさを悔やみ、フンブと一緒に仲良く暮らしたそうです。
この、フンブとノルブの家の前では、遊びに来ていた幼稚園児たちが記念写真。先生が1人1人撮るのだが、幼稚園児とはいえ、なかなかしっかりポーズをとっている。先生はこの子たちにも、フンブとノルブのお話をしてあげたのだろうか。

つづく
こちらのおうちは 「흥부집(フンブの家)」。
こちらは 「놀부집(ノルブの家)」。
「흥부(フンブ)」 と 「놀부(ノルブ)」 というのは、韓国の有名な昔話の題名にもなっている、兄弟の名前。意地悪なお兄さん・ノルブと、心優しい弟・フンブの話だ。
以下、その 「フンブとノルブ」 のお話。
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昔々あるところに、意地悪なお兄さんのノルブと、心の優しいフンブが住んでいました。ある日、亡くなったお父さんとお母さんが残した財産を、ノルブだけで独り占めしようと、フンブ家族を家から追い出してしまいました。
追い出されたフンブは、家族のために一生懸命働きましたが、いつも貧乏でした。毎日おなかが空いたと泣く子供たちを見るに見かねて、フンブはお兄さんの家を訪ねました。フンブは 「お兄さん、家の子供たちはおなかが空いたと泣いています。お米を少しだけ分けてください。」 とお兄さんにお願いしました。ところが、ノルブは 「ふん!お前たちにやる米など一粒もない!さっさと帰れ!」 と怒り、フンブを追い返してしまいました。
ある年の春、フンブの家の軒下にあったツバメの巣から、ツバメの赤ちゃんが落っこちて、足が折れてしまいました。 「ああ、ツバメの赤ちゃん、かわいそうに。足が折れてしまったんだなぁ。私が直してやろう。」 フンブは心をこめてツバメを治療してやりました。秋になり元気に育ったツバメの赤ちゃんたちは、お母さんツバメと南に飛んでいきました。
一年が過ぎ、また春がやってきました。去年南に飛んでいった、足を怪我したツバメもまた戻ってきました。ところがそのツバメは、ひょうたんの種を一つくわえていました。怪我をしていたツバメはその種を、フンブの家の庭に落としていきました。フンブはツバメが落とした種を拾い、塀の下に植えて大切に育てました。秋になりひょうたんのつるは屋根を覆い、大きな大きなひょうたんがふさふさ実をつけました。
フンブの家族は、ふさふさなったひょうたんの実を割ってみることにしました。ギコギコのこぎりで切ってみると、ひょうんが割れました。ところが、突然大きなひょうたんからお米があふれ出てきました。びっくり驚いたフンブの家族たちは、二つ目のひょうたんを割ってみることにしました。二つ目のひょうたんからは金銀財宝が一抱え出てきました。去年足を怪我したツバメが、フンブに恩返しするため魔法のひょうたんの種を持ってきたのでした。フンブの家はお金持ちになりました。
この話を聞いた欲深いノルブは、わざとツバメの足を折り 「ああ、ツバメの赤ちゃんかわいそうに。足が折れてしまったんだなぁ。私が直してやろう。」 と言い、適当に治療してやるふりをしました。ノルブに足を折られたツバメも、秋になり南に飛んでいきました。
それから二年目の春に帰ってきたツバメは、ノルブの家の庭にひょうたんの種を一つ落として飛んで行きました。ノルブは喜んで、ひょうたんの種を植えました。ノルブの家の屋根にも、とっても大きなひょうたんがふさふさなりました。秋になりノルブはひょうたんを割ってみました。ところが、ノルブが割ったひょうたんから突然、オニたちが出てきました。オニたちはノルブの家を全部壊して、どこかへ行ってしまいました。ノルブの家にあるものは、何もなくなってしまいました。
この話を耳にした心の優しいフンブは、お兄さんと一緒に暮らすことにしました。ノルブは今までの自分の欲深さと、弟を助けなかった愚かさを悔やみ、フンブと一緒に仲良く暮らしたそうです。
---おしまい---
「『フンブとノルブ』 国際デジタル絵本学会 / 文 しんぼまさし 」 より
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この、フンブとノルブの家の前では、遊びに来ていた幼稚園児たちが記念写真。先生が1人1人撮るのだが、幼稚園児とはいえ、なかなかしっかりポーズをとっている。先生はこの子たちにも、フンブとノルブのお話をしてあげたのだろうか。
つづく
Posted by dilbelau at 14:39│Comments(0)
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