2010年04月03日

'10.4.3(土)海を見ながらカムジャタン

日本人の友人Mさんとは、夫の同僚として知り合った。住んでいるのが同じアパート群であったこともあり、2年前に私たちが釜山で暮らし始めた頃、右も左も分からない私にいろいろ親切に教えてくださったりして、随分助けられた。その後も、家族ぐるみで食事に行ったりするようなお付き合いが続いている。

ここ最近はなかなかお会いする機会を持てずにいたのだが、先日久しぶりに食事に行くことに。近くで待ち合わせて、ちょうどほころび始めた桜の下を歩きながらビーチの方へと向かった。

どこに食べに行くか決めていたわけではなかったが、広安里ビーチ沿いには飲食店がずらりと立ち並んでいるので、散歩がてらビーチ沿いをのんびり歩く。

ふとMさんがビーチ沿いに 「감자탕(カムジャタン)」 のチェーン店 「이바돔」 が、先日オープンしたことを思い出された。そしてちょうど私の財布の中には、その店の10%割引券が入っている。ということで、決まり!

店舗は建物の2階部分にあるが、カラフルな色の看板と、黒い帽子をかぶった太い眉毛のお馴染みのおじさんのイラスト、そして新装開店の店には必ずと言っていいほど取り付けられる派手な小旗。これらのおかげで、店の存在はかなりアピールされている。

10.4.3(土)海を見ながらカムジャタン

店内は広々としており、特に窓際の席は大きな窓から広安里の海と広安大橋(ダイヤモンドブリッジ)が一望できて気持ちよい。

10.4.3(土)海を見ながらカムジャタン

また店内には子供が遊べる遊具を備えた小部屋もあり、大人より先に食べ終えて退屈した子供もそこで遊んで楽しめるようになっている。

まだオープンして間もないらしいが、平日の昼間だからだろうか、客は比較的少ない。このチェーン店自体は人気があるようなので、そのうちここに新しく 「이바돔」 がオープンしたことが人々に知られるようになれば、客足も伸びるのだろう。

さて私たちが注文したのは、「명품(名品)감자탕(小)=22,000ウォン」。
「감자탕」 の 「감자」 が 「ジャガイモ」 という意味であることから、ジャガイモの入ったスープだと思っていたら、実はそうではないのだと教えてもらったのがわずか半年ほど前のこと。

『①豚の脊椎骨の中にある脊髓を감자(カムジャ)と言うということに由来する、という説と、
②豚の脊椎骨を部位別に分ける時、감자뼈(カムジャピョ)という部分があり、これを入れて作ることに由来する、という説がある』 そうだ。

いずれにしても、この場合のカムジャとはじゃがいもではなく、骨や骨髄の名前を意味するということらしい。

各テーブルにはコンロが備え付けられており、注文した鍋はすでに肉には火が通された状態で運ばれてくる。テーブルのコンロの火にかけてスープや具が温まればすぐに食べられる。

10.4.3(土)海を見ながらカムジャタン

ゴロンゴロンと、肉つきの骨(これがカムジャだろう)が豪快に入っている。充分煮込んであるので、お箸で軽くほぐすだけで肉が骨からほろほろと外れる。

10.4.3(土)海を見ながらカムジャタン

他に、キムチやカクトゥギ、生野菜のサラダ、水キムチ、青唐辛子などがついてくる。また 「당면(タンミョン=ジャガイモのデンプンで作った乾麺)」 と小さなスジェビ?お餅?もついてくるので、適宜鍋に加えて一緒にいただく。

たっぷりの野菜やキノコ類と、豪快な骨付き肉。適度な辛さが食欲をそそる。この日は、締めにうどん1玉(2,000ウォン)を追加していただく。おなかいっぱい。久しぶりにお会いしたMさんと、よく食べよく笑った楽しいひと時だった。

이바돔 広安ビーチ店
釜山市水営区広安洞200-6番地 2階
(051) 755-2678


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