2009年11月23日

'09.11.23(月)突き抜けるアンモニア臭

つづき

こちらは海鮮盛り合わせ。手前の赤っぽいものは、「개불(ケブル)=ユムシ」。チャガルチ市場などでよく目にするのだが、その何とも言えない独特な外見から、どんな味だろうかと少々興味はあった。

09.11.23(月)突き抜けるアンモニア臭

初めていただいてみたが、見た目がグロテスクなわりにはお味はあっさり。というより、味という味はほどんどない。食感がコリコリしており、堅めのイカといったところだろうか。

その他にも生ガキや貝の刺身、ウニなどが並ぶ。

私たちが食べ進むにつれ、適宜店員さんが空いたお皿を下げ、別の料理を運んできてくれる。目の前に並べられたおいしそうな料理と、先生との楽しいおしゃべりに夢中になり、あまり写真を撮ることはできなかったが、数え切れないほどの料理が供された。

温かいものは温かいうちに、という配慮もなされ、どれもおいしくいただける。

骨付きカルビの焼き肉。実においしい味付けで肉も柔らかい。

09.11.23(月)突き抜けるアンモニア臭

「막국수(マッククス)」=肉汁やキムチの汁などをかけたおそば。

09.11.23(月)突き抜けるアンモニア臭

おなじみのチャプチェ。

09.11.23(月)突き抜けるアンモニア臭

そしていよいよ登場。珍味・홍어회!!

09.11.23(月)突き抜けるアンモニア臭

通常、「삼합(三合)」 といって、このエイの刺身(写真中央)と茹でた豚肉・キムチの3品を一緒に食べるのだそうだ。エイの刺身を単独で食べるより、豚肉やキムチと食べることでそれぞれのおいしさを最大限に引き出して味わうことができるとのこと。

さて、ではいよいよ初体験。
自家発酵したエイの刺身を、「삼합(三合)」 という食べ方に従って口に入れる。入れた瞬間は特にまだアンモニアの臭いはしない。恐る恐る噛んでみるが、それでもまだしない。口に入れた瞬間に強烈な臭いに襲われるのだと思っていたので、ちょっと意外。

いつその臭いがやってくるのかと、口と鼻の神経を研ぎ澄ませながら噛んでいると、

キターッ!!

聞きしに勝るとはまさにこのこと。
「あ!」 と思った瞬間に鼻腔から目の方へ突き抜けるような、強烈なアンモニアの刺激臭。
これほど強烈なものだとは・・・。

一刻も早く飲み下さねばという思いから、もう噛むのもそこそこに飲み込んでお茶を飲む。
先生のお母様はこの珍味がお好きだそうで、ふとしたときに食べたくなるとおっしゃるのだそうだが、私は到底その域には達することはできまい。

いやー、すさまじかった。

最後に白飯とテンジャンチゲ、デザートに柿とシッケで締めくくり。少しずつだがいろいろいただいて、かなりおなかいっぱいになり、また韓国の珍味も体験することができ大満足だった。

백두정(白頭亭)
釜山市南区大淵3洞324番地
(051) 623-6611 / 623-6807

つづく


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