2009年11月17日

'09.11.17(火)射撃場事故から3日

あの悲惨な事故から3日が経った。

事故の知らせを受け日本から駆けつけた被害者のご家族は、DNA鑑定を含む本人の身元確認という辛い作業を、あるいは一命は取りとめたものの重度の熱傷を受け入院中の負傷者の方との面会をされている。

重度熱傷で入院中だが身元不明であった男性は、歯の特徴から日本人観光客の1人だと確認された。また、昨日から順次、熱傷治療のための手術が行われ始めており、入院中の日本人患者のうち、唯一意識のある方は昨日お粥を召し上がったとニュースで聞いた。先日通訳のお手伝いにうかがったとき、お話をされていたあの方だ。

わずかな時間ではあったが、入院中の方・ご家族の方と直接接する機会があったため、その後ニュースで流れてくる情報は非常に気にかかる。

しかし、各関係者の方々が尽力されている中、一個人がして差し上げられることといえば、病状が快方に向かうことをお祈りするぐらいだろうか・・・。

そんな折、昨夜関係者の方から電話があった。

1日2回の面会時間には関係者が通訳するので問題ないのだが、通訳が可能な人が常時待機している病院ではないし、これから長丁場になるであろうから、もし都合がつくなら時々病院に行って通訳など手伝っていただけないか、とのこと。

折りしも今日は、昨日お粥を召し上がったという方の手術が行われる日。外国で手術を受けるにあたり、ご本人もご家族もさぞや心細い思いをされていることだろう。微力ながらお力になれることがあるならと、病院へ出向いた。

病院到着時、ちょうど面会時間が始まるところだった。
関係者とご家族が集中治療室に入る。先日ほどではないが、今日もやはり大勢の取材陣がつめかけている。

面会を終えられたご家族と、病院関係者たち、領事館関係者と今後の通訳支援体制について話し合う。
通訳のつく面会時間は問題ないのだが、それ以外の時間で意思疎通が必要な場合などに(私が医療職であることもあり)手伝ってもらえれば、と昨夜電話をくださったのだが、病院側の意見はやはり集中治療室という特性上、面会時間以外の入室は遠慮してもらいたいとのこと。予断を許さない重症熱傷患者を5人も治療しているのだから、当然だろう。

そういうわけなので、とりあえずは待機要員ということで、今日のところは引き上げることになった。

ご家族の、ぴんと張り詰めたようなご様子は先日と同様だった。「自分がしっかりしなくては」 と、今にも崩れてしまいそうな心を精一杯奮い立たせているような様子も感じられた。恐らくは夜も眠れず、食事もろくにのどを通らず、さぞや神経をすり減らしていらっしゃることだろう。

本来なら、「ただいま。楽しかったよ」 とお土産を持って元気に帰ってくるはずだった、夫が、兄弟が、息子が、そしてまだ幼い子たちにとっては父親が、まさかこんなことに巻き込まれるとは、これが悪い夢であってほしいと何度も思われたことだろう。

ニュースでは被害に遭った日本人観光客のことを大きく取り上げているが、同じ集中治療室内には同じく重度の熱傷を負い、治療を受けている韓国人の方々もいらっしゃる。どの方も、医師や看護師の懸命な治療・看護により、どうか快方へ向かいますように、心からお祈りします。

*****

現場の室内射撃場前に、献花台が設置されていると聞いたので、病院を出たその足で国際市場へと向かった。

つづく


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