2009年06月20日

'09.6.20(土)158歳の首露王 ①

夫の教え子の中に、金海市出身の学生さんがいる。
ちょうど大学の試験週間も終わったということもあり、私たち夫婦に金海を案内してくれるということになった。

晴天の昨日、彼女と彼女の友人と西面で待ち合わせ、4人で1004番の高速バスに乗り込み、一路金海へ向かう。

西面から、約1時間。
金海空港までは何度も行ったことがあるが、金海の市内を散策するのは今日が初めて。

西面を出発したときにはあちこちにそびえ立っていた高層アパート群も、金海方面へ近づくにつれすっかり姿を消し、代わりに山々の緑が美しく見えてくる。

洛東江を渡るころには、すっかり釜山とは違うのどかな風景に。

バスは順調に走り、金海市内に到着。
彼女の案内でまず向かったのは、「首露(スロ)王」 という王の墓である 「首露王陵」。
意外と街中にある。

09.6.20(土)158歳の首露王 ①

入場料は大人700ウォン。
入り口の門の前には、日本でも見かける 「下馬碑」 という文字が刻まれた石が。

門の左右には、気持ちよいほど一直線にのびる塀。

09.6.20(土)158歳の首露王 ①

門をくぐってまず目にとまるのが、これ。
日本の鳥居を思い出させるデザイン。

09.6.20(土)158歳の首露王 ①

これは、「홍살문(紅箭門)」 といい、陵墓や宮殿、官庁の前に立てられる赤い染料を塗った木の門で、中間には太極模様が描かれている。神聖な区域を表す象徴物であるそうだ。

門の両脇には、石で作られた大きな亀。まるでこの紅箭門の門番のよう。
亀といえばおっとりしたイメージがあるが、この亀は歯をむき出して表情が険しい。

09.6.20(土)158歳の首露王 ①

紅箭門をくぐり奥へと進むと、やがて首露王陵が見えてくる。

09.6.20(土)158歳の首露王 ①

金海市が発行している観光パンフレットによると、この首露王陵は、

金海の象徴的な文化遺跡として知られ、別名 「納陵(납릉)」 とも言う。駕洛国の始祖である首露王は、西暦42年3月3日(陰暦)に亀旨峰(グジボン)で降誕し、3月15日に即位することで駕洛国を建国し、西暦199年3月20日この世を去ってここに葬られたのだそうだ。

なになに…??

西暦42年に生まれ、西暦199年に亡くなる?

ということは…、158歳?? (韓国の歳の数え方で)

しかも、3月3日に生まれて、生後わずか12日に即位して駕洛国を建国??

首露王陵内の案内板にも同様のことが書かれてあり、思わず4人とも書き間違いではないかと目を疑ったが、そうではなかった。そう言い伝えられている伝説があるようだ。

つづく


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