2009年03月25日

'09.3.25(水)散ってもなお

アパート前に植えられている椿の木。咲いている花はもちろんだが、花の命を終えて地面にボトリと落ちた椿も、咲いている花に負けず劣らずの存在感。

散り落ちても、なお目を引く椿。

09.3.25(水)散ってもなお

09.3.25(水)散ってもなお

以前読んだ、茨木のり子さんの 『ハングルへの旅』 という本の中に、

ボトリと落ちて散る花の代表として椿が思い浮かぶが、韓国の国花であるムクゲも同じく花びらを散らさずにポトリと落ちる。しかし、椿が開ききった姿のままボトリと落ちるのに対し、ムクゲは開いた花びらをクルクルと巻くように再びすぼんで、身支度を整えてから落ちる。

というような意味の文章が書かれていたのを思い出す。

なるほどムクゲは咲いたあと、またつぼみに戻るような形になってから落ちる。それを、身支度を整えてから…と表現した茨木さんの感性にも感じ入ったし、そう言われてみれば確かにそうだと新しい発見をしたかのように感じたのだった。

椿のすぐそばには桜並木があり、人々の関心はもっぱら開き始めた桜に奪われているが、まるで 「私はまだここで咲いているわよ」 とでもいうように咲き誇っている椿の姿だった。

09.3.25(水)散ってもなお



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この記事へのコメント
小豆島の椿が見たくていつか行ってみたいと思っていました。
私はその本を読んだことがなかったけれど、
とっても素敵な文面ですね!今度探してみよう^^
Posted by Bulan purnamaBulan purnama at 2009年03月25日 14:43
Bulan purnama さま

夫に紹介してもらって読んだ本でした。
1989年に書かれた本ですが、20年も前に書かれたとは思えないほど新鮮な内容でした。

ご自身は50歳代になられてから韓国語を学び始めたそうですが、韓国という「国」や韓国人という「人」の魅力だけでなく、韓国語という「言語」の魅力についてもたっぷりと表現されている本でした。
Posted by dilbelaudilbelau at 2009年03月25日 15:38
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'09.3.25(水)散ってもなお
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