具なし一口海苔巻き

dilbelau

2013年12月25日 09:06

ヨングァン図書を後にして、ロッテ百貨店で用事を済ませるとお昼どきになった。でもずっしりとした小豆粥を食べた直後だったので、それほどお腹は空いていない。かといってこのまま夕食まで何も食べないのもちょっと・・・という感じだったので、충무긱밥(チュンムキムパッ)を2人で分けていただくことにした。

入ったのは、ロッテ百貨店近くの 「할매충무김밥」(ハルメチュンムキムパッ)という小さな店。平日のお昼時には行列ができるほど人気の店だ。この日は日曜だったためか列こそできていなかったが、それでも次から次へと客が入ってきて、中には合席している客もいた。

早速、チュンム(忠武)キムパッ(4,000w)を注文。メニューは他にも、ピビムパッやポックムパッ、スジェビ、カルグクス、ラーメンなど豊富。チュンムキムパッ(▼)。細い海苔巻きは具が入っていないので、オデン(魚肉練り製品)やイカをヤンニョムで和えたもの、大きめに切ったカクトゥギと一緒に食べる。海苔にはさっとゴマ油が塗ってあった。


チュンムキムパッはその名の通り、충무(忠武)が発祥の地。現在の統営(トンヨン)市で、慶尚南道南部の南海沿いにある固城半島に位置する。

そこがまだチュンムと呼ばれていた当時、普通のキムパッを作って売っていた어두이(魚斗伊=オドゥイ)というおばあさん。夏の暑い日ざしの下ではキムパッがすぐに傷んでしまうため、どうすればよいかと頭を悩ませていた。ある日、昔の人々はお弁当が傷んでしまわないようご飯とおかずを別々に詰めていたことをヒントに、キムパッを改良したそうだ。それがこの忠武キムパッの始まりと言われている。

ご飯の中央に具を置いて巻いた海苔巻きから、ご飯だけを巻いた一口サイズの海苔巻きとおかず(カクトゥギ・イカの和え物)を別々にするよう改良したのだ。

素朴なチュンムキムパッ、おいしくいただいた。特にイカが柔らかくて弾力があっておいしかった。


할매충무김밥
(051) 807-0778

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