シジミづくしランチ

dilbelau

2013年08月21日 08:55

この日の昼食は女性上司と2人でシジミ料理専門店へ。例の 「豪華に注文してくれる」 上司だ。この日も 「暑いからしっかり食べなきゃね」 と、シジミのピビムパッ(7,000w)を1つずつと、シジミのパジョン(10,000w)も1皿注文した。

シジミのピビムパッ(▼)は、数年前に1度だけ食べたことがある。その店の名前も偶然、この店と同じ 「섬진강」(蟾津江=ソムジンガン)だった。ソムジンガンの川の流れと海水の交わるあたりでシジミがよくとれることから、この川の名前を店名にしているシジミ料理店は少なくないようだ。


中央の赤いヤンニョムの下にシジミのむき身がたっぷり入っている。それを取り巻くように、セリやリンゴ、サンチュ、海苔など。ご飯を加えてよくかき混ぜていただく。セリの爽やかな香りがよいアクセントになってとてもおいしい。ヤンニョムは真っ赤だが辛くはない。シジミのスープもついてくる。


シジミのパジョン(▼)。こちらもシジミのむき身がたっぷり。海産物も入っていてボリュームたっぷり。


いつものおかず類(▼)。サバと大根の甘辛煮は、シジミ汁専門店なら必ずと言っていいほど出てくる定番のおかずだ。私はこれを昆布に包んで食べるのがお気に入り。左のニンニクの茎とジャコの和えものも香ばしくて非常においしい。食べ始めると止まらなくなる。


上司によるとこのお店、20年くらい前からあるそうで、はじめは建物1階の小さな食堂だったそう。メニューも今のようにいろいろあったわけではなく、シジミ汁1つだけ。だがそのおいしさが評判となって常連客が増え、店を拡張して現在は建物の2階部分で営業している。

上司曰く 「普通、建物の2階というのは食堂の立地条件としてはあまりよくないけど、この店はそのハンデがあってもいつも満員でしょ。シジミ汁がおいしいのはもちろんだけど、おかずにも手を抜かずおいしいのを提供してるのが秘訣だと思うのよね。シジミを使ったメニューも工夫していろいろ出してるし」。

なるほど。確かに店へ上がる階段の入り口は狭く、看板があるとはいえあまり目立たない場所にある。それでも食事どきにはかなりたくさんの客でにぎわうのは、やはりこの店の味を求めてやってくる人が多いということだろう。

さて、注文時から予感はあったのだが、上司は豪華に注文してくれるわりに小食で、シジミのパジョンは4分の1か5分の1ほど食べただけで 「私もうおなかいっぱいだから、たくさん食べてね」 と。ピビムパッも完食し、パジョンも2分の1くらいは食べたが、さすがの私もそれ以上はもう・・・。結局、残ったのはお持ち帰りした。


섬진강재첩국(ソムジンガンチェチョックッ)
釜山市東区水晶2洞247-28
(051) 441-3000

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