ダブル炭水化物メニュー

dilbelau

2013年04月10日 08:37

3月23・24日の2日間、梁山(ヤンサン)市院洞(ウォンドン)面で 「梅祭り」 が開かれていると聞き、夫と列車に乗って行ってみることにした。乗車するのはKORAIL(韓国鉄道公社)の부전(プジョン=釜田)駅。13時過ぎのムグンファ号に乗る前に、プジョン駅付近で昼食を食べることにした。

釜田市場付近を歩いて適当な店がないか物色していると、店先で麺を打っているカルグクスの店が目にとまった。客も吸い込まれるようにどんどん入っていく。私たちもその後ろについて店に入った。

店内は広く客席も相当あるが、お昼どきとあってあっという間に満席に。人気店のようだ。メニューはカルグクス(3,000w)、ピビムパッとカルグクス(小)のセット(3,500w)、石焼ピビムパッとカルグクス(小)のセット(4,000w)、マンドゥ(7個・2,000w)など。どれも良心的な値段設定だ。特に、ご飯(コンギパッ)は釜山の食堂ならたいてい1,000wなのに、この店はなんと500w。コンギパッが500wというのは初めて見た。

私の興味を引いたのはピビムパッとカルグクス(小)のセット。大阪によくある 「かやくご飯とうどんのセット」 というダブル炭水化物メニューのようで親近感を感じ、私はそれをいただくことにした。麺類とご飯のセットメニューは釜山ではあまり見かけない。夫はカルグクスを注文。

注文を聞いてくれたおばさんは、私たちの注文を 「カルグクス単品と、カルグクスとピビムパッのセットですね。6,500ウォンです」 と流暢な日本語で注文を確認した。釜山では、意外な場所で日本語を話す韓国人に出会う率が高い気がする。料金は前払い。客で混雑するこの店で前払い方式というのは正解だ。レジ要員も省けるし、どさくさに紛れて料金をもらいそこねるという心配もない。

厨房にもホールにも店員は充分に配置されており、みな各自の持ち場できびきび働いている。見ていて気持ちがいいほどだ。

ピビムパッとカルグクス(小)のセット(▼)。


ピビムパッにはコチュジャンがあらかじめ入っている。量も適当でおいしい。


カルグクスも適度なコシのある麺でおいしい。ピビムパッとカルグクス、1度に2つの味を楽しめるのが嬉しい。


単品のカルグクス(▼)。


辛い味が好きな人は、各テーブルに用意されているソース(▼)をカルグクスに加えていただく。


私たちがいただいている間にも客は次々に入ってきて、空席を待つ人も。若い人から高齢の人まで年齢層もさまざまだ。「安い・おいしい・速い」 が人気の秘訣だろうか。

店先では2人の職人さんが麺を打っていた。向かって右の生地をのばしている男性は外国人のようだった。


右の男性がのばして折りたたんだ生地を、左の男性が見事な包丁さばきで細く切っていく(▼)。まさに職人技だった。


入り口そばでは、打ちたての麺をテイクアウト用に販売していた(5人分3,000w)。


영자면옥 손 칼국수(ヨンジャ麺屋 ソン カルグクス)
釜山市釜山鎮区釜田1洞263-25
(051) 809-2136


つづく

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