最近、釜山でも日本式カレーの店が増えてきた。日本式カレーの元祖的存在の 「
けんちゃんカレー」 をはじめ、釜慶大横の 「
けんちゃんカレー2号店」、「
Kirin」、釜山鎮駅近くの 「
규봉 카레」(キュボンカレー)、今年1月にオープンした 「
お元気カレー」、釜山大近くの 「たかし&春名」など、すぐ思い浮かぶ店以外にもまだまだあるようだ。
調理しているのが日本人の店もあれば韓国人の店もあっていろいろだが、どの店も若い韓国人を中心に人気があるようだ。
少し前に、広安里(クァンアルリ)ビーチ沿いにも日本式カレー店がオープンした。その名も 「TOROTORO Kitchen」。「TOROTORO(토로토로)」 は日本語の 「とろとろ」(とろりとした)から名付けたそうだ。
ある週末のお昼、夫とこの店に入ってみた。ビーチ沿いの建物の2階にあり、大きな窓からは海や広安大橋が一望できる。
私たちが入ったときには先客が2組おり、1組は日本人家族だった。
メニューはとんかつカレー(8,500w)、豚しゃぶカレー(8,500w)、牛しゃぶカレー(8,800w)、小エビカレー(8,300w)、赤ちゃんカレー(5,000w)など。好みでとんかつ(3,500w)やからあげ(3,000w)、コロッケ(2,000w)、チーズ(1,500w)もトッピングできる。
カレーライス以外に各種カレーうどんもあり、カスタードプリンやラッシー、メロンクリームソーダなどのデザート類も充実している。
私はからあげカレー(8,000w)を、夫はきのこカレー(7,500w)を注文。カレーの辛さは 「普通」~「1辛・2辛・3辛」 まで4段階あり、注文するときに選ぶ。私たちは 「普通」 の辛さでお願いした。
からあげカレー(▼)。野菜は細かく刻んで煮込んであるタイプ。釜山の日本式カレーはこのタイプが多い気がする。スパイシーでなかなかおいしい。日本人には 「普通」 の辛さで充分だと思う。ご飯の上にサラダがトッピングされている。
からあげも下味がしっかりついていてカリッと揚がっていておいしい。
きのこカレー(▼)。エリンギがたっぷり入ったシンプルなカレー。
カレールーもご飯も、足りなければお代わりできる。私たちもルーを少しお代わりした。
ちらりと見える厨房の様子からすると、若い韓国人男女が調理を担当している様子だ。店員さんの中には日本語ができる人もいるようだ。
おいしくいただいてお会計を。レジの横には、日本の夜店などでよく見かけたまん丸のどんぐり飴が置いてあった。個包装で、大きさは夜店のものより一回り小さいが、いただいてみると昔懐かしの味だった。
TOROTORO kitchen
広安里ビーチ沿い
営業時間:11:30(金・土・日は12:00)~23:00