彼が悟った綱渡り 26

dilbelau

2012年05月10日 09:07

つづき

一度 「お尻で着地」 してから(▼)、



再び両足で綱の上に立つ(▼)。





『뉴스천지(ニュースチョンジ)』(4月3日)のインタビューによると、綱渡り師としての苦悩と闘いながら、彼が悟った綱渡りは「下ろすこと」だそう。

細い縄の上。100%の状態で自分の体を綱の上に下ろさなければ、綱は演技者を受け止めてくれない。綱渡り師のコンディションは内的な要素に過ぎず、綱渡りの中心はあくまでも綱だ。綱の上を歩く綱渡り師が、地面に足がついているときに持っていた欲望や雑念を、綱の上まで持って上がってきたら、綱はそれを許しはしないとキム・テギュンさんは説明する。そうして自分を綱の上に下ろし、綱の上でひとしきり遊んでいるうちに、いつしか世界遺産になった綱渡り。

こちらは、お尻で着地して再び立ち上がる瞬間に、手に持った扇で足先に触れるというさらに高度なもの(▼)。



こちらは、お尻で着地した後、ダイレクトに両足で綱の上に立つという技(▼)。



つづく

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