柚子茶でほっと一息
先日、時間調整をかねて수정동(水晶洞)の伝統茶屋 「국화향기(菊花の香り)」 で一休み。最近流行のカフェで若い世代がカフェラテやカプチーノなどを飲みながらおしゃべりに興ずるなら、この 「국화향기」 では50~60代ぐらいの男女が伝統茶を飲みながら人生談義(?)を繰り広げる。
この店にはコーヒーもあるが、あまりおすすめできない。日本人の口にはあまり合わないと思う。やはり伝統茶がおすすめだ。
こちらは유자차(柚子茶=4,000w)。たっぷりの柚子の香りと優しい甘さが冬にぴったりだ。どんな飲み物でも、おつまみに乾パンがついてくる。
やがて店内に、シュンシュンシュン・・・という圧力炊飯器の音が聞こえてきた。食堂じゃあるまいし、なぜ伝統茶屋でご飯を炊いているのかと思っていたら、同じように疑問に思った他の客が 「ご飯炊いているの?」 と店員に尋ねた。
店員の答えは 「계피(ケピ=桂皮)です」。계피차(桂皮茶)に使うため、炊飯器を利用して桂皮を煮だしていたようだ。言われてみれば、シュンシュンという音が聞こえてから桂皮の匂いがしていた。
店内は木と緑が多く、静かでのんびりとくつろげる。
국화향기전통찻집
釜山市東区水晶2洞1-48
(051) 469-3200
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