絶品!! 餃子3種
職場近くにある수정시장(水晶市場)内に、おいしい만두(餃子)屋さんがあると随分前から聞いていた。先日、職場の上司と一緒に初めて行き、そのおいしさに “一目ぼれ”。私があまりにもおいしかった、おいしかったと話すのを聞いて、夫も食べてみたくなったということで先日一緒に行ってみた。
水晶市場は両側に店がぎっしり立ち並び、中央の通路にもパラソルや天幕の下に商品を並べているという、典型的な韓国の昔ながらの市場だ。狭い空間にたくさんの品物が並んでいてあちこちに気をとられながら歩いていると、気付かずに通り過ぎてしまいそうになるこじんまりしたマンドゥ屋さんだ。
名前は 「명당만두(ミョンダンマンドゥ)」。マンドゥを作り続けて20年ほどになるという老舗だ。店のおばさんはSBSの 『생활의 달인(生活の達人)』 という番組で、マンドゥを手作業で包む職人技が紹介されたほど、見事な手さばきで作っていくのだそうだ。
全国放送で紹介されたこともあり、またもともと地元の人に人気がある有名なマンドゥ屋というだけあり、主に持ち帰り客がひっきりなしに訪れている。
メニューは군만두(焼き餃子)、찐만두(蒸し餃子)、김치만두(キムチ餃子)、찐빵(蒸しパン)の4種。私たちは焼き餃子と蒸し餃子を1人前ずつ(いずれも1人分10個で3,000w)と、蒸しパン1個(700w)を注文。
おばさんは以前一度だけ来た私の顔を覚えてくださっていて、笑顔で優しく迎えてくれた(私より少しお若いようで、おばさんと呼ぶにはしのびない感じがするが)。
焼き餃子1人分(▼)。こんがりとした焼き色が食欲をそそる。皮は非常に香ばしく、かむほどに肉の旨味と野菜の甘さが口の中に広がる。後を引くおいしさだ。
おいしい具材がたっぷり入っている。
蒸し餃子1人分(▼)。つやつやに蒸しあがった皮を見ても分かるように、皮は薄めでモチモチ。たっぷり入った具材と生地のバランスが絶妙だ。野菜の歯ごたえも適度だ。
どちらも特製のタレをつけていただく。赤いが全く辛くなく、おいしいタレだ。
蒸しパン(▼)。
熱々の蒸しパンを割ってみると、中にはあんこがたっぷり。適度な甘さだ。
おいしくいただいていると、例のおばさんがリンゴを 「どうぞ~」。こういうサービスはちょっとしたものでも、してもらった側は非常に嬉しいものだ。
客のほとんどが持ち帰り客。店内は4人がけのテーブルが2つのみ。奥の冷蔵(冷凍?)庫には、出番を待つマンドゥが静かに並んでいた。
焼き餃子を焼くのは、店頭のこの鉄板。隣には大きな蒸し器が湯気を上げている。優しい笑顔の若いおばさん。
地下鉄1号線 「부산진(釜山鎮)」 駅5番出口を出てすぐを右に曲がり、少しまっすぐ行くと水晶市場が見える(▼)。市場エリアに入るとすぐ左手にある。
명당만두(ミョンダンマンドゥ)
釜山市東区水晶2洞184-2
(051) 469-6326
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