夜半から雨が降り続いていた先週末の朝。この日はBEXCOで開かれていた 「
2010 IT EXPO BUSAN」 (9月8~11日)を、夫と見に行くことにしていた。夫の大学の教え子さん2人とも現地で合流する予定。
13時に教え子さんと落ち合う約束をしていたのだが、その前に2人で昼食を済ませることに。せっかくセンタムシティまで来たのだから、久しぶりに新世界百貨店の9階で何かおいしいものを食べようという夫の提案に、大賛成の私。^^
この百貨店9階で食べるといえば、「
kitchen 三谷屋」 で食べることが多い私たちなので、たまには違う店で食べてみようかと他の店も見てみたが・・・。結局私たちが入ったのは、いつもの三谷屋。 ^^
この日は雨の土曜日、しかも추석(秋夕=チュソク)を間近に控えているとあって、百貨店はいつにも増しての大賑わい。買い物客であふれていた。そのため、レストランフロアーもきっと混雑するだろうと12時少し前に店に入ったのだが、何とこの日は私たちが一番乗り。いつもは満席で順番待ちをすることが多いのに、一番乗りとは初めてだ。
夫はヒレトンカツ定食(9,000w)、私は初めてのジャンボエビフライカレー(15,000w)なるものをいただくことに。
やがて運ばれてきたジャンボエビフライカレー。この店はエビフライもエビの天ぷらも、エビがぷりぷりでおいしくてしかもサイズが大きいので満足度が高い。この日も、どーんと存在感たっぷりにカレーの上に鎮座ましましている。
カレーは具が溶け込んでいるタイプ。味は日本人の口にもよく合うと思う。家庭のカレーというより、お店で食べるカレーの味といった感じだ。
エビフライも期待通り、プリプリでジャンボだ。衣も油っぽくなくサクサクでおいしい。^^
カレーは日本の味なのだが、やはりキムチがついてくるところは韓国だ。お味噌汁も、定食風についているようだが、日本ではカレーにお味噌汁はまずついてこないだろう。
このジャンボエビフライカレー、見た目よりもボリュームがあって食べ応えがある。私でも(?!)けっこうおなかいっぱいに ^^
そしてこちらが夫が注文した、ヒレトンカツ定食(9,000w)。これにご飯・お味噌汁・漬物がついてくる。私も一切れいただいて、”カツカレー” を楽しんだ。
私たちが食べている間にも、客はどんどん入って来てやはり満席に。そもそも百貨店に買い物に来る人はある程度の ”富裕層” なのだろうが、街中にある一般的な韓国料理店に比べると値段も決して安くはなく、しかも完全な日本料理店であるにも関わらず、いつも ”満席プラス待ち客が出る” ほどの人気ぶりというのはどういうことだろうか。
韓国料理の方が安いし量は多いし(店によるが)、味も韓国人には韓国料理が一番だろうと思うのだが、あえてわざわざこの店で食べるというのは・・・。単純に日本の味が受け入れられてきた、ということ以外にも、”日本料理を食べる” ことそのものが、ある種のファッション的な要素を含んでいるのかもしれないと思った。
ちなみに名刺を見てみたところ、この 「kitchen 三谷屋」 はソウルにはすでに5店舗あるそうだ。釜山でも、2号店・3号店が出るのも時間の問題かもしれない。
kitchen 三谷屋
釜山市海雲台区佑2洞1495 新世界百貨店センタムシティ店9階
(051) 745-1955