Busan nikki 1 (2008～2013)

先日、久しぶりに “あのマンドゥ屋さん” のマンドゥ（餃子）が食べたくなり、仕事帰りに店に寄った。水晶（スジョン）市場の 「명당만두（ミョンダンマンドゥ）」 だ。

店の前には客が3人ほど並んでいた。いずれもテイクアウトする人だ。私も列に加わり、店先で手際よくマンドゥを焼くおばさんの手元を見ながら、順番が来るのを待っていた。すると店の奥から顔なじみのおばさんが出てきて 「あら、お久しぶりね。今帰り?」 と。半年以上来ていなかったが、顔を覚えてくれていた。

メニューは、焼き餃子・蒸し餃子・キムチ餃子（いずれも10個3,000w）と、あんまん（700w）。この日は焼き餃子と蒸し餃子を5個ずつ詰めてもらうことにした。

この時、顔なじみのおばさんは蒸し餃子の担当だった。焼き餃子担当のおばさんから焼き餃子を5個入れたテイクアウト用パックを受け取り、蒸し餃子を入れてくれる。蒸し器の方を向いて餃子をパックに詰める後ろ姿を見て、なんとなく予感した。“もしかして、おまけで多めに入れてくれてる??”

店先に並ぶ客から手元が見えないよう、背中で隠すようにしながら餃子を詰めているように見えたのだ。

帰宅後、パックを開けてみると私の予感は当たっていた。焼き餃子と蒸し餃子を5個ずつ2列に並べた上に、蒸し餃子が2個のせられていた。2個余分に入れて無理やりパックのフタを閉じたので、おまけの2個は少し変形していたが、おばさんのお気持ちが嬉しかった。



相変わらずのおいしさだった。おばさん、ありがとう!!

명당만두（ミョンダンマンドゥ）
釜山市東区水晶2洞184-2
(051) 469-6326