2012年05月10日

綱渡りの後継者育成 28

つづき

キム・テギュンさん曰く、「さっきね、あっちの方におばさんがいて、『漁坊祭り(オバンチュクチェ)やってるって言うから見に行こうと思って』 って言いながら、こんなふうに歩いてたんだよね」 と披露してくれたのがこちら(▼)。画像を早送りで見ているようなちょこちょこ歩きは愛嬌があり、観客からも笑いが。



綱の上に立った状態から座り、完全にあぐらをかいた状態に(▼)。少しでもバランスを崩せば右か左にコロンと倒れてしまいそうだが、実際にはとても安定している。

綱渡りの後継者育成 28

綱は地面から2mほどの高さに張られているが、実際に綱の上に乗るともっと高く感じるのだろう。

綱渡りの後継者育成 28

次はこのあぐらの状態から足を1本ずつ伸ばして、綱の上で両足を投げ出した姿勢で座る(▼)。これも相当難しそうだ。

綱渡りの後継者育成 28

『뉴스천지(ニュースチョンジ)』(4月3日)のインタビュー記事によると、キム・テギュンさんの最後の夢は、発展的な後継者養成だそう。

「まだ綱渡りを伝授する公演場や教育館はありませんが、子どもたちのために造りたい。実際、子供たちと広場で走り回って遊びたいというのが最後の夢です。教育伝授に加え、全般的な民俗芸能を体験させながら、われわれの文化遺産を育てたい」というのがキム・テギュンさんの願いだ。

9歳から始めた綱渡りは幸せだったが、自分は厳しい環境の中で教育を受けてきたので、しっかりした場所で後継者を養成し、伝統芸術の価値や後継者の自尊心を高めたいと言う。

現在、과천(果川=カチョン)で15人の学生を指導しているキム・テギュンさんは、進化し続ける綱渡り、そして伝統芸術のため、今日も綱の上を飛び回る。

さて、見事な綱渡りの演技も、いよいよ最後に。「お尻で着地」 から綱の上に立つという技を連続で披露し、綱から下りた(▼)。



伝統的な綱渡りを目の前で見るのは初めてだったが、素晴らしい演技で大変見応えがあった。観客とのやり取りも面白く、とても楽しいひとときだった。ユネスコの人類無形文化遺産に指定されたというのも納得だ。是非、綱渡りの立派な後継者が育っていくことを願う。

つづく


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