2012年02月14日

ぜんざいは別腹

おいしいトゥルチギ定食をいただいた後、私たち3人は近くの伝統茶屋へと向かった。店内は木材をたくさん使ってあり観葉植物の緑も多く、静かで落ち着ける空間だ。店内にはいつも身体に良さそうな漢方系の匂いが充満している。

Sさんと夫は쌍금탕(雙金湯=サングムタン)を、私は 「食後の別腹」 ということで단팥죽(ぜんざい=6,000w)を注文。雙金湯は、韓国で風邪の引き始めなどによく飲まれる쌍화탕(雙和湯=サンファッタン)に 「不換金正気散」 なるものを加えた飲み物だそう。

店員さんには、「サングムタン2つとぜんざい1つ」 としか伝えなかったのに、テーブルに運んできてくれたとき、何も聞かず迷うことなくぜんざいは私の前に。何故分かったのだろう。

ぜんざいは、大粒の小豆がけっこうたくさんつぶれずに残っており、食感もよい。味もほどよい甘さで非常においしい。

ぜんざいは別腹

ぜんざいは別腹

私たちがおしゃべりに花を咲かせていると、ふと店の経営者らしきおばさんが私たちのテーブルに新聞を持って近づいてきた。2009年の西日本新聞だった。見せてくれたページには、この伝統茶屋を紹介する記事が掲載されている。

「前の前の前の交換記者さんが書いてくれた記事よ」。当時、西日本新聞社から交換記者として赴任されていた甲木正子記者が書いたもの。そのページを今でも大切に保管されているのだ。記事の写真を指さして 「これ私」。 「その記事を見てこの店に来る日本人客もいるのよ」 と。

その後、サングムタンもぜんざいも飲み(食べ)終わったが話は尽きず、3人でおしゃべりしていると、おばさんが오미자차(五味子茶=オミジャチャ)を運んできてくれた。サービスだ。非常においしいオミジャチャだった。こういう心遣いがとても嬉しい。

ぜんざいは別腹

やがて店を出ようと会計をしていると、おばさんが 「あの(甲木)記者もオミジャチャをおいしいおいしいって言ってて、日本に帰国する前に1瓶あげたのよ」 と。「あなた、日本にいつ帰るの?」

まだ当分は韓国にいるつもりだと言うと、「じゃあ帰る前にここに寄ってね。あなたにもオミジャチャあげるから」。帰る前にはきっと寄ろう。おいしいぜんざいとオミジャチャ、そしておばさんの優しい笑顔にたっぷり癒された。

국화향기전통찻집(菊花の香り 伝統茶屋)
釜山市東区水晶2洞1-48
地下鉄1号線 「釜山鎮」 駅7番出口すぐ 「PARIS BAGUETTE」 のある建物2階
(051) 469-3200


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