Busan nikki 1 (2008～2013)

つづき

ジョ・ジフンさん、この日も絶好調で応援を盛り上げていた。時にはステージから降りて前の方の座席のところまで来て応援していた。





私たちは早速持参したキムパッやお稲荷さんを食べながら観戦、応援。生ビールの巨大なタンクを背負ったおじさんや、おつまみとビールのセットを売って歩く売り子さんも大勢いた。

ドゥサンが1点を先制したまま、その後両チームともなかなか点が入らず。もしかしたら今日はこのままドゥサンが逃げ切るかもしれないと思い始めたころ、7回裏に6番打者の강민호（姜珉鎬＝カン・ミノ）の打ったツーランホームランで逆転。ファンたちは大いに盛り上がった。

そして8回裏にはロッテの主砲 이대호（李大浩＝イ・デホ）も期待に応えてツーランホームラン（▼）。1－4となり、勝利に極めて近くなった。



ロッテ・ジャイアンツのマスコット、かもめの 「누리（ヌリ）」・「아라（アラ）」・「피니（ピニ）」の3羽(?)、3人(?)も応援（▼）。



ゲーム開始時には明るかった空も、すっかり日が暮れて涼しくなってきた。



ゲーム終盤になると回ってくるオレンジ色のプラスティックバッグ。本来は、ゲーム終了時に客席に散らばったゴミを入れるための袋として配られるのだが、袋に空気を入れて口を縛り、頭にのせて応援するというのがお約束になっている。私たち5人ももちろん頭にのせて応援。



そして9回表、ドゥサンの3アウトでゲーム終了。4－1でめでたくロッテの勝利。終了したのは21:30頃。約3時間のゲームだった。

私は特にロッテファンというわけではないのだが、やはり釜山に住んでいるのでロッテが勝つと気分がいい。またロッテは私の出身地・大阪の阪神タイガースと似ている気がして（弱い・ファンが熱烈）親近感がわくのだ。



前回球場で観戦したとき、一緒に行った夫の元教え子さん（熱烈なロッテファン）にいろいろ教えてもらっていたので、この日の応援はより楽しくできた。「마（マ）!!」や「쌔리라（セリラ）」、「아주라」＝「アジュラ」、「어느 날（オヌ　ナル）」 などの独特な掛け声や、応援歌 「釜山カルメギ」 など、他のファンと一緒に応援することができて楽しかった。

そしてなんとその元教え子さんは、この日も友人と応援に来ていた。この日は金曜日だったが、その週は毎日来ていたそうだ。女性なのに実に熱烈なファンだ。

彼女によるとこの日はゲームに勝ったが、少し前までロッテは負け続きであまりのふがいなさにファンたちが怒ってしまい、「球場へ行って応援するのをやめよう」 というような運動をしていたのだそうだ。しかしまた勝つようになってきたので、ファンたちもそんな運動のことなどすっかり忘れたように、またたくさんの人が応援に来るようになったのだそうだ。

この日の試合の後もロッテは調子がよく、勝ちが続いていた。