2011年08月23日

済州島紀行-済州馬-34

つづき

城邑民俗村に隣接する食堂でおいしい昼食をいただき、私たちは성산일출봉(城山日出峰)へと向かう(13:50)。民俗村のある表善面から城山邑までは1119号線を走ると30分足らずだ。その途中、ちょっとした丘のようになったところに馬が何頭もいるのが見えた。

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近くでは乗馬体験もしていた。乗馬体験の馬以外はみなおいしそうに草を食んでいた。

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済州島の馬は 「済州馬」 または 「果下馬」 と呼ばれるが、これは 「果樹の下を通り抜けることができるほど小さい」 という意味で、短い足と長めの胴体が特徴なのだそう。シェトランド∙ポニーよりもやや大きい。

小柄な体つきは遺伝によるもの。13世紀に済州島を支配していたモンゴル軍が、小さいながらもがっしりとした自国の馬を約160頭を連れてきた。この馬と済州島の在来種が掛け合わさり、現在の済州馬が誕生したのだそうだ。その後、数世紀の間に馬の飼育が済州島の主産業として成長したそう。

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14:15に城山日出峰に到着。大きな駐車場は乗用車や大型観光バスでいっぱい。一大観光地だ。夫が17~18年前にここを訪れたときとはまるで様子が違うと驚いていた。

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高さ海抜182メートルの城山日出峰は、約10万年前に海底噴火によってできた凝灰丘で頂上には巨大な噴火口がある。済州島の10景の1つ。また2000年7月19日に天然記念物に指定され、2007年には世界文化遺産に登録された。2010年には世界地質公園にも指定された。

噴火口は深さ90m、長さ東西450m・南北350m、面積は約130㎡の円形をなし、大小の99の岩が取り囲むように連なっている。海岸に突き出た噴火口の中では世界で一番大きい火口だ。頂上までは遊歩道(ほとんどが階段)が整備されており、約30分で上がることができる。

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遊歩道の上がり口では乗馬体験もできる。

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つづく


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