2011年06月22日
チョンガチプ
先日、西面で開かれた日本人の夕食会に夫と参加した。総勢20人ぐらい。幹事役の方が予約しておいてくれたのは、「종가집(チョンガチプ)」 という食堂。영광도서(ヨングァン図書)から歩いて2~3分のところにある。
たくさんあるメニューの中から数品注文。こちらの食べ具合を見ながら、店のおばさんがいいタイミングで順に運んできてくれる。まずは豚肉の수육(スユク=茹でたもの)。

ザルの下の鍋はカセットコンロで熱せられているので、豚肉が冷めてしまわず最後の一切れまでおいしくいただける。キムチや味噌などと一緒にサンチュで包んでいただく。豚肉特有のにおいも全くなく、柔らかくジューシーな肉質でとてもおいしい。
お次は파전(パジョン)。エビ、ムール貝などの海鮮類も入っている。ソースをつけていただく。ふわふわ系のパジョンでこれまた美味。

最後に생선국(センソンクッ=魚のスープ)とご飯、おかず類。「辛いのが好きじゃない人もいるだろうと思って、唐辛子とか抜いて作ったのよ。もし唐辛子が必要な人は言ってちょうだいね」 と店のおばさん。日本人の集まりだと知っての心遣いだ。

白身の魚、セリ、海草などが入ったスープは、いいダシが出ていてとても優しい味。後を引くおいしさだ。タラか何かだろうか、ふわふわでとてもおいしい身だった。
いろいろな料理を味わえて大満足。おなかもいっぱい。久しぶりにお会いする方ともおしゃべりできて、楽しいひとときだった。

帰り道、夫から驚くべき事実を聞かされた。私の隣に座っていた女性、あらためて挨拶もしないままにずっとおしゃべりしていたのだが、実は韓国人だというのだ。
同じく外国語を学ぶ者としてうらやましくなるほど、日本語が堪能な外国人はたくさんいる。しかしたいていは発音やイントネーションに多少の違和感を感じる。「日本語が堪能な外国人の日本語」 だ。しかし、その女性の場合ずっとしゃべっていても 「日本人じゃないかもしれない」 とは一度も感じず、何の疑いもなく日本人だとばかり思っていた。その方が韓国人だと言うではないか。かなりの衝撃だった。
夫によると日本語の音声学を専門にされ、かなり努力をされたようだとのこと。それにしても、だ。あの日本語。日本人だとしか思えなかった。
종가집(チョンガチプ)
釜山市釜山鎮区釜田1洞474-118
(051) 816-3677
地下鉄西面駅9番出口を出て、영광도서(ヨングァン図書)を背にして真っ直ぐ伸びている道に入り、2~3分歩くと右手にある。
たくさんあるメニューの中から数品注文。こちらの食べ具合を見ながら、店のおばさんがいいタイミングで順に運んできてくれる。まずは豚肉の수육(スユク=茹でたもの)。
ザルの下の鍋はカセットコンロで熱せられているので、豚肉が冷めてしまわず最後の一切れまでおいしくいただける。キムチや味噌などと一緒にサンチュで包んでいただく。豚肉特有のにおいも全くなく、柔らかくジューシーな肉質でとてもおいしい。
お次は파전(パジョン)。エビ、ムール貝などの海鮮類も入っている。ソースをつけていただく。ふわふわ系のパジョンでこれまた美味。
最後に생선국(センソンクッ=魚のスープ)とご飯、おかず類。「辛いのが好きじゃない人もいるだろうと思って、唐辛子とか抜いて作ったのよ。もし唐辛子が必要な人は言ってちょうだいね」 と店のおばさん。日本人の集まりだと知っての心遣いだ。
白身の魚、セリ、海草などが入ったスープは、いいダシが出ていてとても優しい味。後を引くおいしさだ。タラか何かだろうか、ふわふわでとてもおいしい身だった。
いろいろな料理を味わえて大満足。おなかもいっぱい。久しぶりにお会いする方ともおしゃべりできて、楽しいひとときだった。
帰り道、夫から驚くべき事実を聞かされた。私の隣に座っていた女性、あらためて挨拶もしないままにずっとおしゃべりしていたのだが、実は韓国人だというのだ。
同じく外国語を学ぶ者としてうらやましくなるほど、日本語が堪能な外国人はたくさんいる。しかしたいていは発音やイントネーションに多少の違和感を感じる。「日本語が堪能な外国人の日本語」 だ。しかし、その女性の場合ずっとしゃべっていても 「日本人じゃないかもしれない」 とは一度も感じず、何の疑いもなく日本人だとばかり思っていた。その方が韓国人だと言うではないか。かなりの衝撃だった。
夫によると日本語の音声学を専門にされ、かなり努力をされたようだとのこと。それにしても、だ。あの日本語。日本人だとしか思えなかった。
종가집(チョンガチプ)
釜山市釜山鎮区釜田1洞474-118
(051) 816-3677
地下鉄西面駅9番出口を出て、영광도서(ヨングァン図書)を背にして真っ直ぐ伸びている道に入り、2~3分歩くと右手にある。
Posted by dilbelau at 09:08│Comments(2)
│牛・豚肉料理
この記事へのコメント
ご無沙汰をしております。料理が美味しそうなのはもちろん、やはり語学を勉強している者にとって、「その国の言葉を発しその国の者と違わない」事には憧れを感じます。ましてや、本来母国語であるにもかかわらず、それを勉強しなおしているってぇのがね。頑張ろうと思います。
Posted by ぶん屋 at 2011年06月24日 15:50
ぶん屋 さま
私も大いに憧れます。
韓国で生活しながら韓国語を学ぶのは環境的にも恵まれていますが、ぶん屋さんのように日本で韓国語を学ぶというのは、強い意志がないとできません。モチベーションを維持するのも大変ですよね。
お互いに頑張りましょう~!!
私も大いに憧れます。
韓国で生活しながら韓国語を学ぶのは環境的にも恵まれていますが、ぶん屋さんのように日本で韓国語を学ぶというのは、強い意志がないとできません。モチベーションを維持するのも大変ですよね。
お互いに頑張りましょう~!!
Posted by dilbelau
at 2011年06月24日 22:59
