Busan nikki 1 (2008～2013)

以下、 「連合ニュース」 이승관記者の記事より（写真も）。


政府は 『天安』 沈没事故で亡くなった乗組員全員に対し、「戦死者」 に準ずる礼遇をする方針を立て、具体的な検討作業に入ったことを、16日明らかにした。

靑瓦臺（大統領官邸）核心参謀はこの日、連合ニュースとの電話で 「法的に難しい部分があるが、死亡乗組員たちに対し、戦死者礼遇をする方向で進んでいる。国防部で近いうちに関連建議をすると聞いている」 と話した。

また、別の参謀も 「我々の軍が遂行する任務を、事実上 ”戦時作戦” と見ることができるという解釈が多い。従って、今回の場合も事故の原因と関係なく、戦死者としての礼遇をするのが適当だという意見が支配的」 だと伝えた。

また彼は 「国防部で乗組員たちに対する追叙昇級と、勲章授与なども合わせて実務的に検討している」　と説明した。

大統領官邸のこのような方針は、イ・ミョンバク大統領が去る15日に始まった 『天安』 行方不明乗組員の遺体収拾作業に関し、「最大の礼遇をするように」 と直接指示したことによるものだと伝えた。

当初、『天安』 沈没に関して、軍当局は事故原因によって 「殉職」 か 「戦死」 かを判断したあと、将兵たちに対する補償をすすめるという計画だったが、この大統領の指示で全員戦死者礼遇という糸口をつかんだというわけだ。

死亡乗組員に対し戦死礼遇をする場合、補償金は幹部には3億400万～3億5,800万ウォン、兵士には2億ウォンがそれぞれ支給される。殉職者として扱われる場合、補償金は幹部は1億4,100万～2億4,700万ウォン、兵士は3,650万ウォンだ。

先だって、イ大統領は 『天安』 の行方不明者捜索作業中、殉職した故・한주호准尉について 「通常の活動中に事故にあったのではないのだから、戦闘状況に準ずるように、品格も高めるなど礼遇するのが妥当だ。」 と指摘し、これに従って政府は 「충무武功勲章」（韓国における3番目の武功勲章。アメリカの3番目の武功勲章である ”Silver Star” と同じ）を授与したところだった。



写真は上記　故・한주호准尉とイ大統領。遺影の前には 「충무武功勲章」 が見える。