2009年03月29日

'09.3.28(土)軍港祭り 海軍士官学校

つづき

さて、おいしい昼食をいただき、いよいよバスは鎮海市内の桜祭りの中心地へ。韓国ドラマ 「ロマンス」 の撮影場所としても知られる、「余佐川」 沿いの桜並木をバスの車窓から眺めつつ進む。このあたりは大型バスの駐車が難しいとのことで、バスをそのまま進め、まずは海軍士官学校へと向かうことに。

しかしやはり昨日から始まったこの 「軍港祭り」、今日はお天気のいい土曜日とあってすごい人出。車の数も相当なもので、しばらく渋滞で足止めをくう。

やっとのことで、海軍士官学校の敷地内へ。ここは昔は、日本軍の基地として使われていたのだそうだ。

バスの駐車場のすぐそばには、「거북선 (コブクソン)」。거북 は「亀」、선 は 「船」という名前の通り、亀の甲羅をかたどった船。

09.3.28(土)軍港祭り 海軍士官学校

船体の後方には 「亀」 という漢字が書かれた旗が立てられ、また亀の頭の部分は龍のような勇ましい顔がデザインされている。

「甲羅」 部分には、鋭い針のようなものがとりつけられ、敵の侵入を防いでいる。

09.3.28(土)軍港祭り 海軍士官学校

このコブクソン(亀船)、壬辰倭乱(日本では文禄・慶長の役と呼ぶ)のとき、李舜臣(イ・スンシン)将軍 (1545~1598) 率いる朝鮮軍が、攻めてくる日本軍を海戦で勝利をおさめたときに使われた船なのだそうだ。

コブクソンは去年、市外バスを利用してこの軍港祭りに来た時に内部も見学していたし、今日も見学の順番待ちにすごい行列ができていたので内部見学はしなかったが、内部には当時の様子が再現され武器なども展示されてある。

この鎮海の軍港祭り (またの名を桜祭り)、もとは1952年4月13日、李舜臣将軍の銅像を建てて追慕祭を行ったのがきっかけ。最初は、この追慕祭が行われるのみだったのが、徐々に発展して今日のような大きな祭りになったのだそうだ。

今や、李舜臣将軍を追慕し、郷土文化芸術を振興する本来の趣旨を生かした行事とともに、さまざまな文化行事や花見を楽しめる鎮海の春の代表的な祭りになった。

46年の伝統を誇る軍港祭りは毎年発展を重ね、今では軍港祭りの期間(毎年10日間)に200万人以上の観光客が訪れる、全国的な祭りとして有名なのだそうだ。

つづく


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